No road is long with good company 8 (ページ29)

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母「照、意外でしょ(笑)」

A「はい。」

母「私ね、子供達には、男女関係なく同じことが出来るようになってほしくて、家事は小さいうちから一緒にさせたの。特に照にはみっちり教えたから、まきや龍斗が小さい頃はよく照がご飯作って食べさせたりしてね。そのうち、洗濯とか掃除までも私よりいい仕事するようになっちゃって(笑)。」

A「そうなんですね(笑)。でも結婚されたらいい旦那さんになりそうですね。」

母「...それがね、もう花婿修行バッチリ済ませてるのに、いつになっても花嫁さん来ないのよね。」

A「あら、彼女さんとかいらっしゃらないんですか？」

母「照に彼女...もう久しく見てないわー。今も全然気配無しよ。ねぇ、Aちゃん、」

じゅんこさんが真剣な顔で私の手を握り、詰め寄る。

母「ねぇ、Aちゃんの周りにいい頃合いの独身女性、いない？もうぜいたく言わないから、気立てのいい人いたら、紹介して！？」

A「え、あ、はい、あの...」

龍斗「じゅんこさん！Aさんに何か無理なこと、言ってない？」

母「あ、ひーくんにいい人紹介してって。」

照「またまた！！もう！余計なことしないの！Aさん、ゴメン！気にしないで、無視してて。」

龍斗「兄ちゃん自分で何とかするってよ。心配すんなって。」

母「そう言いながら何ともなってないから心配してるんじゃないのよ！」

照「ハイハイハイ。さあお待たせしました出来ましたよ。」

今夜は男3人作、カボチャ尽くしの夕食を皆で美味しく頂いた。

照さん、岸くん、龍斗くん、ご馳走様でした。