No road is long with good company 青春編1

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チャンチャン...
チャカチャカシャン、シャカチャン！！

龍斗「うるさい。」

A「だって歩く度に鳴るんだもん。どうしようもないじゃん。あんた達が職員室行くって言ったんじゃん。」

大昇「でも俺らだけじゃどーにもならないじゃん。」

A「そうだけど...恥ずかしいじゃん！」

大光「それは俺らも一緒じゃん。ていうか完全に俺ら被害者じゃん。」

A「...ホントに申し訳ないです。あの...音、気になるようでしたら、金属のとこ、持っててもらってもいいですか？」

大光「...分かった。よし、みんな2個ずつ持つぞ。」

大昇「了解。じゃあみんな、Aちゃん囲んで？」

ぞろぞろと律儀に1人2個ずつタンバリンのシンバルのところを持つ。

完全にかごめかごめ状態。

すれ違う生徒が、不審そうな目で俺たちを見ている。


A「...あの、なんか恥ずかしいね、」

猪狩「はぁ？！ふざけんなよお前は俺たちに隠れて見えてないんだよ恥ずかしいのはこっちだよ！！！」

龍我「恥ずかしすぎる...明日、休みたい...」

大昇「ほら！恥ずかしいんだから余計なこと言わずにさっさと歩こうよ！！」

龍斗「よし、A、ちょっとスピード上げるぞ！」

A「分かりました...。すみません。」

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