No road is long with good company 青春編1

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縁側に座って昼ご飯を食べ始める。

みんな食欲がない。

そりゃそうだ。
あんな大量にプロテイン飲まされた後、キッつい筋トレさせられたんだもん。


まき「でも、みんな可愛いねー。」

お茶を配りながらねーちゃんが言う。

まき「りゅーと。なんであんただけそんなにごついの？」

龍斗「知らないよそんなの。」

まき「あ、ところでAちゃんは誰狙ってんの？」

A「え、ここで言うのは恥ずかしいですよ！」

まき「えー？じゃあさ、私にだけコソッと教えてよ！」

A「内緒にして下さいよ？」

と、ねーちゃんに耳打ちするA。


まき「...あら、結構面食いじゃん。」

A「そうですかね？」

まき「でもカッコイイもんねー。気持ち分かるわー。」

A「ですよねー。」


大昇「...ねぇねぇ、誰なの？Aちゃんが狙ってるヤツって。気になるなぁー。皆知らないの？」

...大昇、お前だよ。
なんで気が付かないの？

4人は無言で大昇を見る。

皆も同じこと思ってるはず。


A「あ！大昇くん！おかわりは？」

大昇「あ...うん、もうお腹いっぱい。」

A「え、そうなの？大昇くんのために、おにぎり握ったんだけど...」

大昇「俺はもういいから、Aちゃん食べなよ。」


龍我「...かわいそうAちゃん。」

佐藤くんがつぶやく。

猪狩「好きになる相手が悪かったな。ドンマイ。」

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