Ω58 ページ8
「Aちゃ…っ」
何度も何度も角度を変えて木村先輩にキスをする
戸惑っていたけどそんなの最初だけで、重ねるたびに受け入れてくれる
起こそうとした体は再び私に覆いかぶさった
『…んんっ』
今までにない感覚
全身が疼き、どんどん熱くなる
理性が…飛びそう
する度に深くなるキス
生暖かい柔らかな感触
お互いの舌を求め、唾液が混ざり合う
とろんとした表情
きっと私も同じ顔をしているであろう
キスをしているだけなのに、もっと彼を求めてしまう
『はぁっ…せんぱぃ…っん』
理性では抑えられない
本能のまま動くこの感じは…
「Aちゃんっ…ヒートの、匂いが…っ」
ヒート…
まだヒートの時期じゃないのに
先輩と接触しただけで起きてしまった。
そして先輩も私のヒートに釣られてだいぶ苦しそう
私はここで確信する
『はぁっ…はぁ、先輩は私の…運命の…』
言いかけてる途中に何言うのか察したのか少し笑みをこぼし口を開く
「運命の番…だね。俺たち」
意識した瞬間ブワッと全身が震え上がった
お互い見つめ合い頬を照らしながら再び唇を重ねた時だった
「柾哉！…Aっ！」
突然部屋に入ってきた西先輩達
その瞬間我に返り、木村先輩を突き飛ばす
『っ…！どうしよう…わっ私から』
今までαと接触しないように散々距離を置いてきて
自分と先輩たちを信じたらこれだよ
先輩たちにも色々と気を遣わせてたのに、
結局自分からαに縋るんだ
「A！！早くこれ飲んで！」
京介に無理やり口に突っ込まれたのはきっと抑制剤
机の上にあった500mlの水を渡され口に含んだ
「柾哉お前っ…！」
西先輩は木村先輩の胸ぐらを掴み怒りをあらわにしている
それをたじ先輩が冷静に止めに入った
「柾哉君を待ってる時急に甘い匂いがしたと思ったら、Aがヒートになるなんて…」
京介はその様子を見ながらボソッと独り言のように呟いていた
こんな状況なのに
今の私の体は
木村先輩を…木村先輩のを欲しがっていた
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えりぴょん(プロフ) - みいなさん» ここまで読んでくださり、有難うございます！是非とも完結までお付き合いください(^_-)笑 (2023年1月25日 2時) (
レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - はじめまして、面白くて一気に読んじゃいました！失恋りーくんが可愛くて愛おしいです🥲💖生徒会メンバーともどうなっていくのか楽しみにしています！ (2023年1月23日 2時) (レス) @page9 id: 2f82be33c6 (このIDを非表示/違反報告)
えりぴょん(プロフ) - ぴょんさん» 前回もコメントしてくれてましたよね（ ; ; ）有難うございます！更新遅いですが、展開色々考えてますのでお付き合いください！ (2022年9月30日 2時) (レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！とっても面白くて今後もワクワクです！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page2 id: 18dde7a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりぴょん | 作成日時：2022年9月8日 23時
