Ω53 ページ3
歓迎会当日の朝
『何着ようかな…』
初めて私服姿で先輩達に会う私は印象を良くしたいがために服選びに時間がとてもかかっていた
『この組み合わせ…少し変かな〜、んー…』
もちろん先輩達も私服のはず…
みんなどんな格好なんだろう…
たじ先輩の私服…楽しみだな
フフッと無意識にニヤける
そんな自分の姿を鏡越しに見てしまい寒気がする
『私…気持ち悪いな〜…』
ブーっとスマホのバイブが鳴り木村先輩からメッセージが来た
木村先輩あと10分ぐらいでAちゃんの家着くよ
『やばい、まだ髪巻いてないんだけど！』
服装は白をベースとした綺麗めな格好にし、急いで髪を巻く
『よしっ、大丈夫かな！』
最後に香水を軽く振りかけて寮を出た
Ω寮のロータリーに行くと車はもう着いていて、木村先輩は車から降りて私のことを待っていた
「あっAちゃん！」
急いで先輩のもとへと向かう
『ほんっっとにお待たせしてしまい、申し訳ないです』
「全然待ってないよ？俺も今きたところだし」
いつもの優しい笑顔で私を迎えてくれた
にしても…車の事はあまり知らないけど私でも知っている程の高級車
αの家系ってやっぱり優秀な分、お金持ってるんだ
「洸人達もう俺の家で待ってるから行こっか！」
後部座席のドアを開けてどうぞと言い、私をエスコートしてくれた
「じゃあまた家までお願い」
木村家の専属運転手なのだろうか、その人に一言伝え車は動き出す
動いたのは良いけど車内は誰一人話さず沈黙が続く
き、気まず…ここは後輩としてなにか話をしないと
まず目に入ったのは服装だった
ロゴ入りの大きめなTシャツにダボっとしたジーパン
『なんか…意外ですね。もっときっちりした格好してるのかと思いました』
「まぁ、学校だと制服だしね〜俺結構こんな服ばっかだよ？」
学校の先輩は制服を着崩す事はなくしっかりと着ている分、ゆるゆるな格好しているのは意外だ
「なんか…今日Aちゃんと話すの緊張するな〜」
『何でですか？』
「普段見ない格好だし…何より可愛いなって」
へへっと少し照れながら笑う先輩
その照れた顔につられて私の頬も熱くなる
木村柾哉恐るべし
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えりぴょん(プロフ) - みいなさん» ここまで読んでくださり、有難うございます！是非とも完結までお付き合いください(^_-)笑 (2023年1月25日 2時) (
レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - はじめまして、面白くて一気に読んじゃいました！失恋りーくんが可愛くて愛おしいです🥲💖生徒会メンバーともどうなっていくのか楽しみにしています！ (2023年1月23日 2時) (レス) @page9 id: 2f82be33c6 (このIDを非表示/違反報告)
えりぴょん(プロフ) - ぴょんさん» 前回もコメントしてくれてましたよね（ ; ; ）有難うございます！更新遅いですが、展開色々考えてますのでお付き合いください！ (2022年9月30日 2時) (レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！とっても面白くて今後もワクワクです！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page2 id: 18dde7a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりぴょん | 作成日時：2022年9月8日 23時
