Ω19 ページ19
あの場から逃げた私はスタジアムの中にある選手控え室に入った
『木村柾哉…』
先ほどまで熱を帯びていた頬は冷め、体も何ともない
今まで出会ったαとは何かが違った
木村先輩のフェロモンに反応した
これは間違いないと思う
私の中で思い当たる可能性が１つある
運命の番
遺伝子的相性がとても良いが、
出会う事は滅多になくほとんどの人は運命の番に会えずに死んでしまう。そのため都市伝説扱いにされている。
ママから話は聞いたことあるけど本当に…そんなことってあるの？
「あ、A」
ガチャとドアを開け私の名前を呼んだのはたじ先輩だった
「こんなところで何してるの？」
先輩は私の座っていたベンチの隣に腰をかけた
あの日以来、たじ先輩と2人で話すのは久々だから顔を合わせづらい
『ちょっと考え事してて…それより先輩こそどうしてここに？』
「Aを探してた」
『何で私を？』
「会いたかったから、かな？」
チラッと先輩の方を見ると真剣な顔で見つめられていた
ドキッ
私は恥ずかしくなりすぐ顔を背けた
『きゅっ、急に何ですか！』
「ははっ、冗談だよ。だからこっち向いて」
たじ先輩はαなのに謎の安心感がある
この人は私の体目的で近づいてるんじゃない
この人は私のこと襲わない
なぜかそう思えてしまう
『はい…これで良いですか？』
「うん、可愛い顔がやっと見れた」
『ちょっと、からかわないでください！』
「からかってないよ？これは本当」
『っ…たじ先輩！』
「どんどん顔赤くなってる〜」
これ以上いるともっとからかわれそうだと思い私は席を立った
『たじ先輩にいじめられるのでもう戻ります』
「ごめんごめん！もうしないから、Aの考え事俺に相談できない？」
相談…先輩にならしても良いのかな
私はまたベンチに座り先輩にさっきの出来事を話すことにした
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えりぴょん(プロフ) - 石油ストーブさん» 素敵なコメント有難うございます（ ; ; ）書くのに時間をかけてしまって更新スピードが遅いですが…なるべく楽しく読んでもらえるように頑張りますね^_^ (2022年7月22日 2時) (
レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
石油ストーブ(プロフ) - この手のオメガバースは初めて読んだのですが、とても楽しく読ませていただきました！私柾哉くん推しなんですけど、生徒会長設定めちゃくちゃ刺さりました…！ゆっくりで良いので更新し続けていただけたら嬉しいです！楽しみにしてます！ (2022年7月20日 20時) (レス) id: b41afc860c (このIDを非表示/違反報告)
えりぴょん(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！頑張ります^o^ (2022年5月5日 3時) (レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2022年3月29日 17時) (レス) @page34 id: 18dde7a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
えりぴょん(プロフ) - miuさん» わーー！めっちゃ嬉しいです！おかげで更新頑張れます^ ^ (2022年2月14日 16時) (レス) id: e39678f46c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりぴょん | 作成日時：2022年2月12日 0時
