検索窓
今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:239,324 hit

ページ8

教室に入ると
黒板に校舎内の構造を表した図面が貼られていた

柊先生はそこにバツ印を付け
現在、私達が置かれている状況を書き表した

柊「今の爆発で君たちは、教室と隣の美術室、
そしてトイレ以外は行けなくなった。
完全に退路を絶たれたことになる。」


私はさくらの近くへ行きさくらの手を握った
大丈夫、落ち着いて...そういった意味を込め
強く握った


「え、これドッキリだよね」

柊「もちろん...リアルだ」

A『〜ッ...』


今まで聞いたことの無い低く冷たく何処か圧を感じさせられる物言いに思わず怯みそうになった


柊「ちなみに、この校舎内にはさっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられている。」

逢沢「この教室にも爆弾があるってことですか??」


指さし数を数えながら爆弾がある箇所を指す
柊先生に不必要に恐怖心を煽られている気がして
腹が立った


柊「分かったら席につこうか」


皆しぶしぶといった感じで各々の席へと着く
柊先生は楽しそうに窓際へ足を運ばせ
逃げ行く生徒達を眺めているようだ


柊「おぉ...走ってる走ってる。
もう2,3個爆発させないと緊張感出ないかと思ってたけど、皆結構必死に逃げてくれるね...」


愉快そうに話す柊先生を見て
何とも言えない感情が積もるばかりだった

あんな楽しそうに話す柊先生
見たことがあったか...
あんなに生き生きとした柊先生を
見たことがあったか...

優しかった頃の柊先生が懐かしく感じる
本当に同一人物だったのだろうか...

疑問が重なりに重なって気になってしょうがない











柊先生...あの頃の笑顔は嘘だったのだろうか...

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.2/10 (221 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
233人がお気に入り
設定タグ:3年A組 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

千春(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!! (2019年3月2日 18時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
- とっても楽しかったです! (2019年2月27日 22時) (レス) id: c617a89f3b (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - チョンボさん» 楽しく読んでいただけてとっても嬉しいです!!これからも頑張らせていただきます!!応援ありがとうござました(><) (2019年2月21日 17時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
チョンボ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!めっちゃくちゃ面白いです!これからも頑張って下さい! (2019年2月21日 12時) (レス) id: f16d7f5fb8 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 春さん» 応援していただきありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます( *˙ω˙*) (2019年1月31日 15時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:千春 | 作成日時:2019年1月28日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。