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〜 silk side 〜
「やべぇ…！！！！！」
何話そうか…どうやって謝ろうか…気まずくなったらどうしようか…とかいろいろ考えてたらもう59分で……
全速力で走っても絶対間に合わない…
Aの家から近い公園…モトキ先生とはじめて会った公園に向かってんだけど…
どこの公園か説明してなかったから戸惑ってるかもしんねぇな…
大丈夫かな、あいつ…
最近変なやつ多いし、Aも女の子だから夜に遠いとこまで呼び出すわけにはいかないと思ってあの公園にしたのに、場所言ってないなら意味ないし…
馬鹿すぎんだろ俺…
公園にAがいることを願いながら全力で走る。
焦りと不安でいつもみたいに酸素が入ってこない…
苦しいけど、なんとか公園まで走りきった。
息を切らしながら辺りを見回す。
「っ……！！」
ぽつん、と寂しそうな街灯が照らしているのは、ベンチに座ってるAだった。
安心しきって足の力が抜けそうになる。
深呼吸を繰り返しながらAのところへ向かうと、誰かと電話してた。
A「あ、はい。来ました。」
え…？確かに今来たけどさ…
誰に報告してんだ…？
「…？誰？」
A「お兄さん。」
「え…？」
お兄さんって…
A「お兄さんだってば。」
あいつ勝手に何してんだよ！！
Aから携帯を取り上げる。
「おい！！！何してんだよ！」
兄ク『何って電話してる。』
そんなの分かってるっつーの…
「だから…何で電話してんだよ！」
兄ク『はぁ…お前さ、考えてみろよ。夜の公園に女の子1人だぞ？何かあったらどうすんだよ。』
ため息をついて、正論すぎる正論を言う兄貴。
「…おう……」
兄ク『何かあっときにすぐ気づけるように電話してたんだよ。お前時間に間に合いそうになかったし。』
……いろいろ考えてくれてたんだな…
「あり、がとな…」
やっぱ兄貴には敵わねぇな…
兄ク『おう。ちゃんと話してこいよ？じゃーな。』
「うい…」
電話をきって、Aを見ると複雑な表情してる。
「えっ…と……？」
A「私の携帯…」
「あ……」
長電話しすぎた…？
A「…通話料の請求来たらシルクん家のポスト入れとくから」
Oh……((
「…はい……」
そうだよな…兄貴の携帯からだから通話料かかるんだ……
A「え…？あの、冗談…なんだけど、」
「は…？」
真面目な顔して通話料がどうとか言うから本気で焦った…
いや、でも払おう。
冗談だったとしても俺が納得いかねぇ。
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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる！続きを早く読みたい！！更新頑張って！！！ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました！続きみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました！マサイ，シルクファンにはたまらない作品です！更新頑張って下さい！ (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…！！お返事遅くなり申し訳ございません！主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(；´Д｀) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年3月20日 21時
