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〜 silk side 〜
兄貴の思いつきの発言から、また5分くらい沈黙が流れた。
兄ク「…どーすんだよ、結局。」
どうするも何も…
「今っておかしくね…？」
兄ク「今じゃなくてもおかしいだろ、時間経ってんだから。謝るなら早い方がいいって。」
確かに…
「…そう、だな……」
兄ク「あ、電話にしろよ。文面だけじゃ伝わんねぇことあるから。」
…はい。
渋々携帯の電源をつけるも、Aの名前の隣にある電話のマークを押すことができない。
兄ク「お前…変なとこで臆病だなー」
そう言って俺の携帯を取り上げる兄貴。
「え、ちょっ！！兄貴！！！」
返してもらおうと掴みかかった時にはもう遅くて…
兄ク「ん。」
携帯の画面には呼び出し中という言葉が…
「おいいいいいい！！」
ベッドの上でバタバタと足を動かす。
兄ク「やめろ、下に響くだろ。てかもう繋がってたらどーすんだよ笑」
やめろじゃねーよ！！！そうだよ！！繋がってるかもしんねーだろ！！！
…え…？繋がってるかも…？
やべぇ！！！！！
慌てて耳に携帯を当てる。
すると、ぷつっという音の後に聞きなれた声がした。
A『もしもし…？』
「ぁ……A、？」
どくんっと今までにないくらい心臓の音がはっきり聞こえた。よくわかんねぇけど緊張してる…
A『なに…？』
素っ気ない返事。…俺が悪いから仕方ないんだけどさ。
「…あの、さ。話せねぇかな…」
このまま黙ってると気まずくなりそうで、本題に入った。
A『ぇ…？』
そうだよな…でもここで折れてらんねぇ。
「…2人で、会って話がしたい。」
A『…』
「駄目か…？」
Aの返事を待っているほんの数秒の間で、かなり鼓動が早くなった。
A『…わかった……』
安心して胸を撫で下ろすと、兄貴が目で合図しながら首を傾げてきた。
どうだった？という意味だろう。
OKだったという意味を込めて小さく微笑んで頷く。
すると兄貴も微笑んで、俺の頭をくしゃっと撫でて『頑張れよ』と口パクして部屋を出ていった。
ほんとにいい兄貴を持ったもんだ…
「さんきゅ」
携帯を少し耳から離して小声で伝える。
A『あの…いつ、？』
Aの声が聞こえて再び耳に携帯を当てる。
「いつがいいとか、ある…？」
A『別に…今からでもいいけど…』
時計を見ると、18:48と表示されていた。
「じゃあ…7時に公園で、大丈夫か…？」
A『うん、』
ちゃんと、謝んねぇとな…
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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる！続きを早く読みたい！！更新頑張って！！！ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました！続きみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました！マサイ，シルクファンにはたまらない作品です！更新頑張って下さい！ (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…！！お返事遅くなり申し訳ございません！主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(；´Д｀) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年3月20日 21時
