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〜 silk side 〜

「はぁ……」

朝っぱらからため息をつくなんてこと、今までにあったかな…

手はほぼ治ってるから朝練は明日から。

でも、今日は早く家を出た。

…マサイと話すために。

あいつは徹夜して家で寝ずに学校に来て朝のHRまでウトウトして…みたいな日が多いから、だいたい校門が開く前には学校に着いてる。

んで、俺が今いるのは教室の前。

…ここ来て10分くらい経ってる。

マサイ絶対気づいてるよなー…

でも入りにくい…。

マサイ「…いい加減入ってこいよ、笑」

ずっとドア越しに見えてる俺に呆れたのか、声をかけてきた。

「お、おう…」

意外だった。まさかあいつから声かけてくるなんて。

マサイ「…おはよ」

「はよ、」

とりあえず机の上に荷物を置く。

「……あ、のさ」

マサイ「…ん?」

「話、あんだけど…いいか?」

心臓めっちゃバクバクいってる。昨日みたいに。

マサイ「……なに?」

「…昨日、Aと話したんだ。」

マサイ「…うん」

「……マサイしかいないってよ。」

マサイ「え…?」

「幸せにしてくれるのはこの人だって思った…って、言ってた」

…ほんとは、Aのことが好きだ、でも俺じゃあいつを幸せにしてやれないから頼む、って言いたかったけどやめた。

マサイ「あ、そ…」

素っ気ない返事だけど、少し顔が赤くなってるマサイ。

……2人とも幸せそうだな。

もう少し早く俺があいつのことを好きになっていれば…なんて後悔してる自分が憎たらしい。

「Aには、謝って仲直り…?したつもりだから、」

マサイにも、謝んねぇとな、

「…ごめんな、昨日。」

マサイ「…うん。俺もごめん、言いすぎた。」

「……おう。」

マサイ「今日からまた、よろしく、」

少し頬を緩ませて左手を差し出したマサイ。

「ふっ…笑 ばーか。俺今右手握られたらまたバスケ出来なくなんだよ笑」

ぱしっとマサイの左手を叩いて、自分の左手を差し出す。

マサイ「あ、ごめん笑」

笑いながら俺の差し出した手を握る。

「よし…よろしくな。」

マサイ「こちらこそ。」

手を離して2人で笑い合う。

…よかった、前みたいな関係に戻れて。

マサイ「今日部活出んの?」

「おう、そのつもり。」

マサイ「怪我悪化してもしんねーかんなー」

「別にいいし笑」

マサイ「…包帯自分で巻き直せよ?」

「なに、嫉妬?笑」

マサイ「うるせー。」

あ、図星だな。照れてやがる。笑

…ちょっと心が痛い、なんて思ってない。

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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる!続きを早く読みたい!!更新頑張って!!! (2019年2月17日 20時) (レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました!続きみたいです!これからも頑張ってください! (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました!マサイ,シルクファンにはたまらない作品です!更新頑張って下さい! (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i _ 。さん» ありがとうございます!これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i _ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…!!お返事遅くなり申し訳ございません!主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(;´Д`) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sui_。 | 作成日時:2017年3月20日 21時

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