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〜 you side 〜
「そんなすぐに分かるとは…びっくりです。笑」
まさか気づいてもらえるとは思ってなかった。
写真撮る人ってやっぱり観察力あるのかな…なんて感心してると、
マサイ「俺、あの絵に惚れたから。」
なんてもっと嬉しいことを言ってくれたマサイくん。
「あ、りがと…」
恥ずかしくてつい下を向く。
マサイ「うん。」
さっきのマサイくんの言葉が頭の中にずっと残ってて、嬉しさにるんるんしながら向日葵にそっと顔を近づける。
うん、やっぱり綺麗。
頑張って咲いてるんだな、と思うと自然と頰が緩む。
しばらく向日葵を眺めてると、隣でシャッター音が聞こえた。
もちろん、シャッターを切ったのはマサイくん。
「ぅえ?!ちょ、マサイくんっ!!」
また変な声出ちゃった…泣
びっくりしたし、恥ずかしいし、ドキドキしたけど…マサイくんが撮ってくれてるから、特別感があって嬉しくて。
マサイ「ごめんごめん笑」
いたずらっ子のように笑うマサイくんは凄く可愛い。笑
でも、考えてみたらこうやってマサイくんの傍にいられるのは7日間だけ。
今日が終わってしまえば、恋人同士でいる期間はあと5日しかなくなってしまう…
その期間が過ぎれば、私たちはただの"友達"…
……そんなの寂しいよ…
マサイ「次、回ろっか。」
私を真っ直ぐ見つめるその瞳も、あなたの示した期間が過ぎれば見ることができなくなっちゃうの…?
ゆっくりと次のルートへ足を進めるマサイくん。
いやだ…行かないで……
離れてしまった。手を伸ばしても届かない。
今追いかければ間に合うのに、足が動かない。
あぁ、もう…なんで……
目頭が熱くなって、涙が溢れる。
自分勝手に妄想して泣いてるなんて…意味わかんない……
誰にも気づかれたくなくて俯く。
女の子「お姉ちゃん、どうしたの?」
4歳くらいの小さな女の子が私の顔を覗き込む。
「ぁ……なんでもないよ。ありがとう。」
可愛いな…笑
しゃがんで目線を合わせてお礼を言う。
こんなことで小さい子に心配させて申し訳ない…
女の子「うん!! あのね、お兄ちゃんがカメラの人連れてくるって!」
カメラの人…?それって、マサイくん…?
慌てて辺りを見回す。
「いない…」
いつの間にかマサイくんはいなくなってて…
男の子「あ!!いた!!!!ほら、彼氏なんならしっかり彼女守んないと!」
女の子と2人で待ってたら、小学生くらいの男の子に手を引かれながらマサイくんが戻って来た。
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孕 - 花火大会でなにかが起こるのかしら…!? 展開楽しみにしてます!更新ファイトです! (2017年8月27日 15時) (レス) id: dfd1607cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーかり - ども!更新ありがとうございます!! 好きな人とデートなんて、青春やなぁ…(泣) 羨ましいわ!笑 更新、これからも頑張ってください!応援してます!! (2017年8月22日 18時) (レス) id: 778ae3def0 (このIDを非表示/違反報告)
s u i _ 。(プロフ) - ゆーかりさん» うおおおおお!!待っててくれてありがとうございます!!いいですよね、照れてるマサイくん(* ̄ω ̄) ありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月14日 19時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーかり - ども!!!うおおおお!!嬉 久々の更新、ありがとうございます!!待ってました!! 恥ずかしそうにデートって言葉を口にするマサイは確かに可愛いね〜笑 やっぱり、夢主との会話を見てるだけで和む!更新、頑張ってください!応援してます!! (2017年8月13日 0時) (レス) id: 778ae3def0 (このIDを非表示/違反報告)
s u i _ 。(プロフ) - ゆーかりさん» いやいやいや!こんなにコメントしていただいてるので申し訳なさでいっぱいですよ(;´Д`) 本当にありがとうございます!! (2017年8月2日 0時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sui_。 | 作成日時:2017年2月27日 6時