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〜 masai side 〜

気まずい、な…

学校出てずっと無言…

「あ、あのさ…」

思い切って声をかけてみた。

ゆき「は、はい!」

「ごめんね、送るのが俺で…」

シルクだったらたくさん話してあげられるんだろうけど、俺にはできないから…

「シルクだったらよかったんだけど…」

自分で言ってちょっと虚しくなって苦笑いしてたら

ゆき「ううん!むしろマサイくんでよかった…」

なんて笑顔で言うからびっくりした。

「そっか…それならよかった」

俺も笑い返す。でも、なんで俺なんだろう…

ゆき「あ、あの…!」

「なんでしょう?」

少し首を傾げてみる。

ゆき「あの、今度…みんなで出かけませんか…?」

みんな…俺とシルクと佐島さんとAちゃん、ってことかな?

うん、楽しそう。

「いいですね。」

敬語で返してみる。

すると、いきなり吹き出した佐島さん。

ゆき「ふふっ笑 マサイくん、敬語だ笑」

「酷いなぁ、そんなに笑わなくても…笑」

ゆき「んふふ笑」

…まーだ笑ってる笑

「…いつにしましょうか?」

おかまいなしに敬語で話す。笑

ゆき「敬語、やめませんか?笑」

「じゃあ佐島さんが敬語やめてくれるなら、俺も普通にしますよ?」

笑いを抑えられなくて口角が上がる笑

ゆき「…普通にします!笑」

「それ敬語って言うんですよー笑」

ゆき「…普通に、する!笑」

「ふふっ笑 それでいいんです笑」

敬語のまま話してたら、

ゆき「あ、マサイくん敬語!罰金だー!!笑」

え?!新しいルール増えてんだけど笑

「え、そんなシステムなかったっしょ?!笑」

こんな感じの会話がずっと続きましたとさ…笑

マサイ「あ、そうだ。連絡先交換しよ!予定とかたてるだろうし…持ってた方が何かと便利だから。」

ふと思いついたこと。遊んだりするなら尚更必要だしね。

ゆき「あ、うん!」

連絡先交換完了。

話してたらもう家に着いたらしい。

ゆき「あ…家、ここ…」

「そっか。じゃあ……ばいばい。」

ポケットから手を出して手を振る。

ゆき「うん、ばいばい。」

手を振り返してくれた。

歩き出して少しすると

ゆき「マサイくん!!」

少し遠くから

ゆき「また、明日ね!」

俺に届くように叫んでる君。

「おう!」

大きく手を振ると、

大きく振り返してくれた。

佐島さんとこんなに話したの、はじめてだ。

楽しかったな。

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りか - 更新頑張ってください!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 8982bfb50d (このIDを非表示/違反報告)
るい - suiさん面白いです。 (2017年8月19日 20時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
s u i _ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» いえいえ!とんでもないです!ありがとうございます(*^^*)頑張ります!! (2017年8月15日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i _ 。さん» ありがとうございます!続編まだ読んでないですが読みます!頑張ってください! (2017年8月15日 23時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i _ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» 全然大丈夫ですよー!謝らないでください(^_^;) 人気者のシルクさんが自分を好きなわけないのに、期待させるようなことをするから勘違いしてしまう。ならばこの好きな気持ちを忘れてしまえば…みたいな感じですかね。分かりにくくて申し訳ないです(;´Д`) (2017年8月15日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sui_。 | 作成日時:2017年1月28日 22時

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