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〜 ゆき side 〜
「おっかしいなぁ…」
今、教室で1人です。
Aちゃんの荷物を準備してます！
でもAちゃんのお弁当がない…
毎日持ってきてるからある筈なのになぁ…
ごそごそとロッカーや机の周りを探してみるけど見つからない…
うーん…どうしたもんかな…
マサイ「あ、佐島さん。ごめんね、1人で任せちゃって…」
体操服を入れたナップザックを持って教室に入ってきたマサイくん。
「ううん、全然大丈夫だよ！」
だって私から言ったんだもん。
Aちゃんが倒れて何も出来なかった私より、冷静に行動してくれたマサイくんがAちゃんの傍にいるべきだと思ったから。
マサイ「荷物持つよ。女の子に2人分も持たせられないから。」
にこっと微笑んだマサイくんは、紳士にしか見えなかった。
ドキドキしちゃって、顔が熱い。
「あ、ありがとう…でも、まだ準備できてなくて…」
紅くなった顔を隠すように少し俯いて言った。
マサイ「…？全部入ってると思うけど…」
「Aちゃんのお弁当、見つからなくて…」
マサイ「……ふふっ」
突然笑い出したマサイくん。
「……？」
笑い出した理由が分からなくて頭にはてなをたくさん浮かべる私。
マサイ「やっぱり佐島さんって天然なんだね笑 弁当、教科書に埋まってるよ笑」
「…ええええっ!?」
う、嘘でしょ……!?
慌ててAちゃんの鞄の中を見る。
ほんとだ…埋まってる……
きっと急いで準備してたから見てなかったんだ…
「あ、あの…ありがとう、ございます……」
ほんの少しのドキドキととても大きな恥ずかしさで真っ赤になった顔をマサイくんに見せないようにと、深々と頭を下げる。
マサイ「いえいえ笑」
…まだ笑ってる……
マサイ「よし、じゃあお弁当も見つかったことだし！笑 保健室、行こっか？」
頭を上げて小さく
「はい…」
と返事をした。
マサイくんは５時限目が終わってから準備をしていたみたいで、もう鞄を背負っていた。
マサイ「あ…もう今日暗いから送ってくよ。」
保健室に行く途中、もうすっかり暗くなった窓の外を見たマサイくんはまたまた紳士のように微笑んだ。
「ありがとうっ…！」
申し訳なかったけど、マサイくんに甘えてみたかった気持ちが大きくて、私もめいっぱいの笑顔でお礼を言った。
マサイくん、やっぱり好きです。
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りか - 更新頑張ってください！！ (2018年9月4日 17時) (
レス) id: 8982bfb50d (このIDを非表示/違反報告)
るい - suiさん面白いです。 (2017年8月19日 20時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» いえいえ！とんでもないです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！！ (2017年8月15日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！続編まだ読んでないですが読みます！頑張ってください！ (2017年8月15日 23時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» 全然大丈夫ですよー！謝らないでください(^_^;) 人気者のシルクさんが自分を好きなわけないのに、期待させるようなことをするから勘違いしてしまう。ならばこの好きな気持ちを忘れてしまえば…みたいな感じですかね。分かりにくくて申し訳ないです(；´Д｀) (2017年8月15日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年1月28日 22時
