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東京都立呪術高等専門学校に来てから約数週間が経過した頃。
遂に私も4級呪霊討伐任務を任される事が増えて、結構毎日を充実している。
今日は同行者を引き連れての4級呪霊討伐任務なのだ。
なのに何故相手が五条先輩なのか、私には全然理解出来なかった。
補助監督の車に乗車して任務の目的地まで向かってる間は、
補助監督が任務内容を最初から最後まで全部説明してくれる。
「今回の任務内容は4級呪霊の討伐です。
標的の4級呪霊は何やら無差別に人間を喰い殺す習性があるみたいです。
討伐の際は呪霊に喰い殺されない様細心の注意を払って下さい。」
「4級呪霊如きに簡単に喰い殺される呪術師は雑魚だぞ、雑魚。
4級呪霊を祓う事すら出来ない奴に呪術師を名乗る資格無いっての。
まあ心配すんな、お前は俺が守るから任せとけ。」
『私、何回も4級呪霊祓ってるので私の事は構わないで下さい。
今回の任務同行に先輩必要無いような気がするの私だけですか?』
「お前何馬鹿な事言ってんだよ。誰がお前の背中守んの?お前馬鹿?
お前が油断してる瞬間を狙って攻撃仕掛けてきたら対象出来んのか??
4級呪霊しか祓えない雑魚が偉そうな事を吐かすなよ。」
『4級呪霊を祓えるだけでも全国民からは拍手喝采の嵐ですよ。
4級呪霊に囲まれた時は五条悟囮作戦を実行するまでなんで。』
「お前みたいな最低野郎は呪霊に食われてしまえ」
4級呪霊討伐任務はこれで9回目。全部無事祓う事が出来ているんだ。
でも4級以外の呪霊と遭遇する可能性も低くないとは言え。
『何時か4級以外の呪霊を祓う時が来る日がありますもんね。』
「4級呪霊を祓う事が出来たからといって3級呪霊も祓える訳じゃねーし。
まあ俺は最強だから4級だろうが3級だろうが関係無えけど」
『その自然的な流れで自慢する癖治らないんですか?
自分が他の連中よりも階級が上なのかはわからないですけど!でも、』
「俺1級だから他の雑魚より強いのは当然。
勿論、4級のお前よりも断然俺の方が強いけどな。文句あるか?」
『調子乗ってすみませんでした。』
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時