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勝算が見当たらないと判断した外薗里穂は、謎の煙に纏いながら姿を消した。
外薗里穂の術式によって左眼の視力は完全消失、右眼だけが頼りである。
後日、外薗里穂は自然的に強制退学という形で呪術高専の在籍を削除された。
視力の無い左眼を眼帯で隠し、Aは軽い程度の溜息を吐いた。
外薗里穂と五条が異様な程に近距離であることに不満を持っていたA。
先程から隣で携帯を触る五条にAは問い掛けた。
『悟君は、里穂みたいに可愛い後輩が出来たらそっちに目移りする？』
「残念だけど俺はお前にしか興味無い人間なわけ。
お前より可愛い後輩が出来ても俺はお前しか愛せねえよ、フィアンセ」
『某女優のヌード画像見せながら言わないで。
悟君には申し訳無いけどA○女優なら絶対に深田○いみって決めてるの。』
「...誰もお前の好みの女優なんか聞いてねえよ」
『取り敢えず悟君、今日は悟君の部屋に泊めて。
私、里穂に邪魔された所為で悟君との時間作れなかったから』
「まさかこれは後輩からお誘い来てる感じ？
傑！硝子！俺、今日新たな階段を登るかもしれない！」
「...」
「硝子の言葉を代弁すると..
Aに手を出したらすぐ地面に埋めると。」
「俺達恋人なのに..？先に進めねえのか、」
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夜、私は風呂を済ませた後そのまま五条先輩の部屋に行った。
五条先輩は机上に沢山のお菓子や飲料系を並べて、準備万端な感じ。
「流石に準備しすぎだと思われるかもしれないけど、
結構楽しみだったから色々菓子とか飲み物買い込んじまった。」
『全然大丈夫だし寧ろ嬉しいかも。ありがと。』
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「お前の大事な左眼、彼奴のせいで見えなくなったんだよな。
俺が早めに到着してればお前の眼を犠牲にする必要も無かったのに。」
『結局は悟君が助けに来てくれたんだから問題無いよ。
左眼が完全に見えないのは困ったけど、生きてるだけマシだね。』
「お前にはまだ話早いかもだけど..
もし呪術高専を卒業したらお前はこのまま高専に残んの？」
『...1度呪術界から引退しようかと思うんだよね。
毎日毎日呪霊を祓い続けるのも流石に体力の限界というか、
でも結局は高専に残るっていう未来しか無いかもだけど』
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作者名：鰻饅頭 x他4人 | 作成日時：2023年10月7日 22時
