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沖縄新婚旅行(仮)2日目の朝10時、私達は海に行く準備をしていた。
青空が広がる絶好の晴天で私は購入した水着を試着した後、鏡で確認した。
若干露出度が高い水着だけど多分問題は無いと思う筈なのに。
"お前の水着は過激すぎる!!"と何故か口論に勃発。
「お前の水着は過激過ぎる!野郎共に完全に狙われるだろうが!!」
『誰も水着姿の私を狙う野郎なんか居ませんよ先輩。』
「お前は自分の顔面偏差値を理解してない!お前は可愛いの!わかる?」
水着姿の私に遠慮せず抱き着く五条先輩も、かなりの人間国宝級の美男。
綺麗な腹筋を晒して海辺を歩けばそれはもう女にモテモテ。
数十分の口論を終えて私達は速攻で海に向かった。
海に到着後、沢山の観光客等が砂浜で遊んだりと色々な光景が目に入る。
「お前を狙う汚ぇ野獣が沢山湧いてんなぁ。
取り敢えず食べ物と飲み物はせめて買っとこうぜ。」
『焼きそばとかかき氷食べたいよね。
此処は勿論、五条先輩の奢りになりますよね?』
「...全部奢らせて頂きます」
偶然にも飲食出来る場所に空きがあったから腰を下ろせば、
隣に五条先輩が居るにも関わらず2人組みのチャラ男が来た。
両方金髪で肩には刺青、典型的なパターンの男。
「其処俺達が場所取りしてたとこなんだよねえ。
申し訳無いんだけど場所譲ってくんねえかな?可愛い姉ちゃん」
『場所取りならせめて片方は居とかないと駄目じゃないですか。
今更場所譲れなんて言われても私達も座りたいですし...』
「可愛い子ちゃん結構生意気な態度取るじゃーん?
けど俺達可愛い子大好きだから全然許しちゃうよ!!
暇なら俺達と一緒に向こうの崖のとこ行かね?どうよ?」
『私は大歓迎ですけど隣の彼も一緒でいいですか?
彼、私なら平気なんですけど初対面相手だと殺気バレバレで。』
「殺気バレバレなんてAったら超失礼っ!!
既に殺気溢れまくって今すぐ殺してやりたいぐらいだけどな。」
結果、男たちは五条先輩の殺気に怯えて消えて行きました。
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時