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無事私の体調も回復した中、私は七海と灰原を連れて運動場に来た。
正直七海と灰原と雑談を交わす機会が無かったから今日は喋り倒そう。
『七海と灰原は術師を選択して良かったと思う?』
「私達は非術師を守るために日々呪霊を祓っています。
その行動が住民の命を救う事が出来ているのであれば...
私はこの選択を間違えていないと思っていませんよ。」
「僕達術師のお陰で非術師の皆は助かってる!
非術師の皆の笑顔が見れるなら僕は幾らでも頑張るよっ!」
『私も術師を選んだ選択は間違えてないと思ってるよ。
確かに非術師の皆の笑顔を見たら自然と自分も笑顔貰う事が多いし。
この世界から呪いが消えれば..平和な未来が待ち構えてる。』
「そう言えば私は未だAの術式を見た事がありません。」
「確かに七海の言う通り僕も見た事ない!」
『私の術式は彼辺此辺と言って、認識を滅茶苦茶にする術式だよ。
物事の順序・位置・関係等を全部ひっくり返す事が出来るの。
因みに五条先輩が常時発動させてる無下限を消す事も可能なんです。
あの糞馬鹿野郎は私が本当に4級術師だと思ってるからね。
数週間前の五条先輩は自分は1級術師だから!とかほざいてたけど。』
「Aは4級術師ではないのですか?」
『残念だけど新入生で特級術師やってますんで!』
「本当に特級術師なら学生証見せて!」
灰原に言われた通り、学生証を取り出して見せた。
「本当に特級術師だ...七海やばい!」
「何故自分が特級術師だと誰にも言わないのですか?」
『私は極普通の高校生活を送りたいだけなんだよ。
私が特級術師だと世間にバレたら全国の呪霊が襲いに掛かってくる。
だから態と4級術師だと嘘を付いてる訳よ。
あ、これ五条先輩達には絶対秘密だからね!約束だよ!』
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時