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距離3 ページ3

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先輩に壁ドンされてる間もまた沈黙の空気が流れている。

この沈黙地獄から抜け出したい私は、キョロキョロ周囲を見渡した。





夏油先輩と家入先輩のこの状況を知られたら完全に噂される..!

私達は「後輩」と「先輩」だから何も心配する必要は無いけど。



でも至近距離で見る先輩の顔綺麗だなあ。

究極で完璧な美男を産んだ母親様に是非お会いしたいです。




けど、流石に距離が近過ぎる様な気がするんだけど..






『先輩、流石に距離近過ぎます..』

「俺の顔を至近距離で拝めるんだから文句言うなよ」





確かに美男を至近距離で拝めるのは嬉しい事だけど!

全国の高校生からすれば尊い感じの雰囲気かもだけどさぁ、

先輩、地味に威圧感があるから怖いんだよね。






てか先輩は何時まで、私を壁ドンする気なのか。

そろそろ離れてくれても良いんじゃないのでしょうか。



流石に沈黙が気まず過ぎてヒョイと抜け出そうとすれば、

大きな音を立てながら、完全に私の逃げ場を両手で塞がれた。






『両腕で壁ドンされると逃げる隙間が無いんですけど。』


「小動物みたいな雑魚が逃げたら、周囲の動物に殺されんぞ。」


『誰が小動物みたいな雑魚ですか。先輩、案外悪趣味ですよね〜..?』





「悪趣味じゃなくて、ただ獲物を逃がしたくないだけ。」

『まさか私を獲物扱いしてます..?』

「今更気付いたのかよ。鈍感過ぎて俺の精神やられそう。」






そんな時、最悪な事に夏油先輩が通り掛かってしまった。

先輩に両腕で壁ドンされてる場面をガッツリ見られてしまい、今すぐ逃げたい。






「悟、歓迎会閉幕早々Aを口説くなんてやるねえ。

学校で恋愛するのは自由だけど人目の使かない所でお願いしたいね。」



「まさか覗き見?あらやだ傑ちゃん、覗き見は厳禁っ!」

「最高に吐き気がするよ。Aも悟には気を付けな、彼は猛獣だから。」

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設定タグ:呪術廻戦 , 高専時代 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時

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