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突然途切れた祖母との電話、胸騒ぎが止まらない。

呪術高専から祖母の家までは約2時間程、直ぐには到着出来ない距離。




取り敢えず五条先輩の面倒は夏油先輩と家入先輩に任せよう。

夏油先輩の部屋の扉を数回叩くと、すぐ夏油先輩が出てきた。





『夏油先輩ごめん、私今から祖母の家行かないとなんです。

申し訳無いんですけど五条先輩の面倒見るのお願い出来ますか!?

祖母との連絡が突然途切れて..何やら様子が変なんです』



「勿論後輩のお願いなら何でも聞くよ。

取り敢えず悟の事は私に任せて君は早く祖母さんの家に。」





その後、私は夜蛾先生に事情を説明したのち祖母の家に向かった。

祖母の家に向かう途中も胸騒ぎが止まらず、嫌な予感は大体的中する。


祖母の様子も気になるけど、義彦が突然姿を消した事にも気が向く。




2時間程の時間を掛けて祖母の家に無事到着した。

祖母の玄関を何度か叩くも、出てくる気配は無かった。



嫌な冷や汗が額から頬に伝う中、家の中から物音が聞こえた。

家の中に祖母が居る事は間違い無い。



私は裏庭の方から、家の中に侵入する事に成功した。





『ばあちゃん私!Aだよ!居るなら返事して!』





何度か声を掛けるも返事は聞こえず、祖母の部屋に到着した。

その瞬間、祖母の部屋前からとてつもない鉄臭い匂いが鼻を刺激する。

何故こういう時に限って嫌な事が的中するのか...



襖を開けると、そこには血まみれで倒れている祖母が居た。

畳には大量の血液が染まり、祖母は動いていなかった。





『ばあちゃん!?ばあちゃんどうしたの、ねえっ!!』

「可愛い可愛い娘の帰宅かぁ?父ちゃんと感動の再会だなぁ!」



なんで、なんでコイツが此処に居るの。





『なんで、なんで親父がばあちゃんの家に居るの..?

まさかお前がばあちゃんをこんな目に遭わせたのか...?』



「糞ババアが無闇に抵抗するからこっちも抵抗しただけだろお。

突然刃物持って襲い掛かってくるもんだから刃物略奪して刺しちまった、」





『嘘でしょ..ばあちゃん起きて、お願いだから起きてってば!』



「死人が口開くわけねえだろお〜?

そう言えば義彦、当然施設から姿消したみたいだなあ。」




『まさか義彦まで親父が...』


「...さあ、どうだろうなあ?」

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設定タグ:呪術廻戦 , 高専時代 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時

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