君のいない季節____Koji.M (ページ19)

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康二くんにはこれからも沢山の幸せが訪れると思う

こんなに魅力に溢れた優しい人なんだから

きっと素敵な女の子も現れるだろうな

彼の隣に並ぶのが私じゃないのが

ちょっぴり悔しいけれど、

でも彼の幸せを1番に願いたいから、それでいい

…その代わり、遠い未来

君も私が今から昇っていく場所に来た時には

1番に私のもとに来てほしい

…それくらい、願ってもいいよね？

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君との思い出を一通り噛み締め

幻の中のような幸せに浸っていると

ふと、君の匂いがした

…来てくれたんだね

きっと、すごく急いで駆けつけてくれたんだろうな

遠くで、私を呼ぶ君の声も聞こえる

大好きなその声は、私に

初めて抱きしめられた時のあったかさを思い起こさせるの

改めて実感する

私はあなたに出会うために生まれてきた

心から…心から

__________愛してる

ちゃんと伝えたくても、声が出てくれない

もう息しかもらすことができなくなってしまった

この想いは、ちゃんと言葉になって君に伝わったかな

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_________俺もや。ずっと、愛してんで

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ああ、君も同じように答えてくれた

ちゃんと私の想いは君に届いてる

最期にこれを伝えられたんなら、もう後悔はない

うっすら目を開けるとそこには

顔を涙でぐしゃぐしゃにしながらも

精一杯の笑顔を見せてくれる君

……今度は君と、ずっと一緒に居られる世界線で

出会いたいな

ああ、もう時間みたいだ

じゃあ、またね。康二くん。

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私は今、愛へと昇って

あなたに注ぐ愛へと成る__________