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昨日はみんなで写真を撮ったよね
私のお父さんもお母さんも
気づけば康二くんのことが大好きになってた
みんなから好かれるその人柄は
君の1番の魅力だと思う
これからも、君が困ったときには
きっと多くの人が手を差し伸べてくれるよ
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みんなで写ったその写真は
本物の家族写真みたいだった
私は、こんな体だから
誰か1人の人に愛してもらうことなんて無理だと思ってた
ましてや、誰かと家族になるなんて
とっくの昔に諦めていたから
最後に、君と本当の家族になれた気がして
…泣きそうになった
.
私の家族とも仲良くなってくれたことにも
心から康二くんにお礼を言いたいな
お母さんとお父さんね
私が自分の家族を持つことを諦めてること知ってたから
康二くんの存在がすごくすごく嬉しかったんだって
ある夜、お父さんとお母さんが私に言ったことがあるの
『A、向井くんがあなたと出会ってくれて
お母さんたち本当に嬉しいの
あなたが今まで誠実に生きてきたからこそ
向井くんと引き合わせてもらえたのよ
…本当に、向井くんには感謝だね』
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今まで親には迷惑をかけ続けてきたし
私に普通の幸せを手に入れて欲しいっていう
親の思いが人一倍強いことも、ひしひし感じてた
家族全員が諦めてた想いを
康二くんが叶えてくれたの
本当に感謝してもしきれないんだ
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作者名:ゆきみだいふく。 | 作成日時:2020年9月12日 19時