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初めて絶望に近い状態を感じた時
君が少しぶりにやってきてくれた
弱音を吐いた後も時間が許す限りずっと
君はそばにいてくれたね
何も言わずに私の手を握り続けてくれていた
最初は荒ぶっていた感情もだんだんと鎮まって
君が帰って、一人ぼうっと考えた時にふと
好きな人がずっとそばにいてくれるというのに
何を絶望することがあるんだろうかと思えたんだ
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次の日、お願いに応えて桜の場所を撮ってきてくれた
私が昨晩考え続けていたことを君に話すと
君はほっとした表情をしつつも
どこか納得いってなさそうだった
きっと、人一倍優しい君だから
…自分で言うのは恥ずかしいけれど
誰よりも私を愛してくれている君だから
私の運命自体に納得いってないんだろうな
でも私は、本当に自分の人生がこれで良かったと思えるんだ
もちろん悔しいことだって沢山あるけれど
君に出会えたというその事実だけで
世界中の誰よりも幸せだったと言い切ることができるんだよ
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作者名:ゆきみだいふく。 | 作成日時:2020年9月12日 19時