君のいない季節____Koji.M (ページ12)

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でもね、病院でやっぱり再会して

きっと君と私は会うべくして会ったんだって

神様は、まだ私のこと見捨ててなかったんだなって

そう思えた

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君は病室に通ってくれるようになった

些細な時間も見つけて

少しでも長く一緒にいようとしてくれた

すごくすごく愛されてるように思えて

君が来てくれるたび、胸が高鳴った

私は君の前で出来るだけ可愛い自分でいたくて

君から行くって連絡が来ると

メイクとかはできないけど

急いで髪の毛ぐらいはとかして

少しでも可愛く見えるようにした

でもたまに君はサプライズで来てくれたよね

とっても嬉しいんだけど

こんな格好で…って大して変わりもしない自分の見かけにはらはらしたりもした

そして、こんな乙女みたいなはらはらを

無機質で何の感情も湧かなかったはずの病室で

味わえていることに気付いた時

もう一度君に感謝した

死ぬ前にこんなこと感じられる人生が待ってるなんて

思ってもみなかったから

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病室にくると君は写真を見せながら

外の世界の話をよくしてくれたよね

メンバーの話を聞いていても

君がメンバーからどれだけ愛されているのかがよくわかった

他人への愛に溢れた君を

嫌いな人なんていないんだろうなと思った

そんな人が1ヶ月間という長い時間

私に向けて愛を注いでくれるんだと思うと

なんて幸せな残りの1ヶ月間だと思った

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