天使、拾いました。2【白】

成長 ページ34

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夜、ベッドの中









「ラウ？…ずっと触ってるね」




「う〜ん、Aちゃんのほっぺ つるすべぷにぷに」









わたしの腕にしがみついてる天使は

空いてるもう片方の手で頰を触ってくる





最近特によく触ってくるなぁと思っていると

ふと思い出す









「…あ、そう言えば最近 翔太に勧められた化粧水使うようになったからかも

高いけどやっぱ品質いいんだよね」









そう言うと、少し間が空いて









「ねえ」









低い声で呼びかけられる









「…ん？」




「俺と一緒のベッドにいる時間だよ？」




「そう…だね」




「なのに他の男の人のこと話していいの？」









その目が私の目をがっちり捉えて離さない









「ラウ…」





「…なぁに？」





「な、なんか最近どんどん大人っぽくなっていっててお姉さん戸惑う」





「…え？」






「だって！前なら拗ねてるでしょ」









すると天使は、私の頬を両手で包んで

ぐっと顔を近づけ









「…拗ねてるよ？」








そう真っ直ぐな目で訴えてくる


顔と顔の距離なんてもうほぼない









「こっ、これもだよ、どこで覚えてくるのっ」









大人として情けないくらいに心臓はバクバクだった

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