天使、拾いました。2【白】

学園祭___ダンス後 ページ28

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ダンス後、私たちを見つけた天使が

こちらに駆け寄ってきた









「お姉さ〜ん！あ、ふっかさんも！」




「うお、喋るとまた雰囲気全然変わるなー

俺のこと知ってくれてるんだ？」




「はい！すごくいい上司だっていつも話聞いてます！」




「おお、お前 俺のいないとこではいいこと言ってくれてんじゃん！」




「色々代わりにやってくれるって！」




「パシリじゃねえか」









天使に早速暴露されたから

私は急いで話題をそらす








「あ、ラウちゃんダンス凄かった…！圧倒されたよ！」




「えへへ、まじ？」




「まじまじ！もう気づいたらラウばっか見てたもん

人を惹きつける才能があるんだね」









天使はんふふ〜と言いながら

少しくねくねして嬉しそう









「いやーあれはまじで凄かった」




「ふっかさんも褒めてくれるの？」









声色がまた一段と明るくなる天使









「ふっかさんが誰より歓声上げてたんだよ笑」





「ええっそれは嬉しいなぁ！」





「まじうちの会社の広告になってほしいくらいだわ」




「あー、この子財閥の息子なんで権利とかそこら辺は
厳しいと思いますね」




「は…？これまた凄い設定出てきたな…」









ふっかさんの視線がどこか遠くに向く


色々考えるのをやめたらしい









「とにかくラウかっこよかったよ！見に来て良かった！」









嬉しそうにニコニコ笑う天使




そのダンス中とのギャップに少し

ドキドキしてることは内緒にしておこう

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