天使、拾いました。2【白】

夢の国での小話 ページ19

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アトラクションに並んでる途中

ふと思い出して小声で翔太に愚痴る








「ねえ、あの…首につけられたやつ、ラウにバレてやばかったんだから」




翔太「あ、バレたんだ？まあお前が隠し通せるわけないもんな笑」









こそこそ言い合っていると








ラウ「ねえ、聞こえてる！」




「やばっ」









普通にバレてしまい

天使が拗ねたような表情を見せる









翔太「…いや、なんかごめんじゃん」




「なんかじゃなくて普通にごめんだから」




ラウ「…あ、」









唇を尖らせていた天使は何かを思ったらしく、

すぐに得意げな顔になった









ラウ「しょっぴー、さっきぼくね、Aちゃんの右ほっぺにキスしたから

僕と間接キスしたかったらキスしていいよ！」






「ちょ、ラウ！？」





翔太「うわ、めっちゃ大丈夫だわ」




宮舘「ちょっかいかけられないようにする且つ、キスしたっていうマウントもとる

…高度な技だね」




翔太「いや解説 笑」




「…え、勝手にキスしていいって許可出されてすぐ断られる私が1番可哀想じゃない…？

いや、断られて正解なんだけどさ」









急に始まったマウント取りのせいで

なぜか私だけが恥ずかしくなってるところに




まさかの声が降ってくる









宮舘「…じゃあ、せっかくだから俺がしようかな」






「いや、宮舘さん！？」





ラウ「…え、待って今僕がキュンと来ちゃった」





「いやなんで」





ラウ「だって僕とキスしたいって宣言されたようなもんだよ？」




「いや、私も一緒に宣言されてるのよ、なんなら私メインなのよ…」









その間、翔太は独特の笑い声を上げて

ずっと爆笑している








「…いや、元凶翔太だからね！？」

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