・ ページ28
.
ラーメンを食べ進めていたお姉さんは
ふと手を止めた
「そっか…でもこうして、フラットな気持ちで北斗の話ができるようになる日がくるなんて
想像もしてなかったな」
そう言って、俺に顔を向ける
「ラウのおかげだね、ありがとう」
お姉さんの顔は、とてもスッキリしていた
「俺は何もしてないよ」
「ううん、ラウは特別な日常を私にくれてる
それが私の元気の源になってるの
…いつもはお世話係なんて言ってるけど、
実は私がされてる側なのかも笑」
特別な日常をくれているのは
俺にとってお姉さんも一緒だと思う
そして何より、
お姉さんの心の底からの笑顔に
とても安心している自分がいた
「…そうかもね、僕がお世話してます!」
「え〜?そこは否定して欲しかったなぁ笑」
なんて笑い合って会話して、
気づけば食べ終わっているラーメン
「あー、多分お姉さんもう一袋いけるな…」
「さすがにこれ以上はだーめ!太るよ」
「わかってるよー」
きっと、こういう時間を幸せと言うんだと思う
俺にとってはいつだって
お姉さんを癒すことが第一優先
お姉さんに迫りすぎても
今はまだ困らせてしまうだけだと思うから
大事に、こういう時間を積み重ねていけたらいいな
.
1020人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきみだいふく。(プロフ) - mikkyさん» 賢い年下の子は翻弄もしてくれる…本当にラウールくんは色々な可能性を秘めてるなぁと思います(><)ご感想嬉しいです、ありがとうございます! (2020年4月25日 13時) (レス) id: 8d102cb50c (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 意外とラウの手のひらで転がされてる感じ。凄い好きです^ ^またの更新待ってます! (2020年4月25日 0時) (レス) id: 27e731af2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - mikkyさん» ありがとうございます!彼の天使感を描けているようで嬉しいです、これからも癒しをお届けできるよう頑張りますね(^ ^)o (2020年4月21日 17時) (レス) id: 8d102cb50c (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 天使降臨です...。言葉や動作がラウにピタリと当てはまってて癒されます!またの更新待ってます^ ^ (2020年4月21日 12時) (レス) id: 27e731af2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - miulさん» 癒しをお届けできて嬉しいです(*´`)コメントを励みに頑張れます、ありがとうございます! (2020年4月17日 10時) (レス) id: 8d102cb50c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆきみだいふく。 | 作成日時:2020年4月8日 15時