【原神】痛みの天使忘れた風鈴に (ページ11)

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マグカップページ11

「ついに仕事も時間通り出来なくなったか」

「家に帰った途端嫌味とは...せっかく手土産を...ん?」

玄関の方から歩いてきたのは、金髪の少し髪の長い男の人だった
その人は私を見てぎょっとした顔をしてアルハイゼンの方に駆け寄る

「おっ、おいっキミ、そんな趣味だったのか！？！？」

「この状況で俺の趣味だと思える君の頭の方がそんな趣味だと思うが」

「は！？僕は幼女趣味などない！！」

「それならそのうるさい口を塞ぐんだな。年端もいかない少女の前で恥ずかしいことをするな」

「ぐぐぐ...」

「彼女は、旅人から保護した少女だ。」

金髪の人を黙らせた?あとに、アルハイゼンは私の方をみてそう言った。

アルハイゼンの目は、私の顔ではなく身体を見ていて不自然に思うほど私は無表情に感じた

意識的に私に汲み取らせないようにしてるみたいだ
お父さんとは違う、そんな目の使い方をしてるように思える

「保護...?」

「ああ、親とはぐれてしまったようだからな。」

「そうだったのか...」

「だから、彼女が家に帰れるまで保護するつもりだ」

アルハイゼンはソファーに座って本を読み始める

「おいおい...君、この少女を放っておくつもりか?というかそもそもどこで寝させる気なんだ」

「好きに動けばいい。彼女は俺の部屋で寝させる。君の部屋はものが多くて危ないからな」

「そんな適当に...!」

2人はまた言い合いを初めて、金髪に人はアルハイゼンにくっついてしまった

ふと、目の前を蝶々が横切る

緑色に光る、綺麗な蝶々

足を動かしてちょうちょを追いかける。

ふわふわ羽を動かして、羽ばたく生き物に惹かれていく

半開きの扉から、ちょうちょは外へ出ていって、裸足のまま追いかける

『まって...』

手を伸ばして扉を開ける

そのまま逃げるちょうちょを追いかけて、狭い道へ誘われていく

『あれ...』

『ちょうちょ、いなくなっちゃった』

一生懸命追いかけていたけど、ちょうちょはいなくなってしまっていた。

でも、草むらの方から、大きな羽音が、二つ

そこに現れたのは、鉄のようなハサミの手を持ち、頭は人間の脳のような大きな虫の羽を持った生き物だった