検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:8,230 hit

12.生田のダンス ページ12

.




#Aside




みんなが戻ってくるまで
Bounce To Nightのフリでも覚えようと




荷物を置いて 音楽を流す。




ダンスって そこまで真剣に
やったことないから難しいんだよね。




ふわふわと踊っていると
扉の向こうから靴の音がした。




集合時間遅れた訳だし
ちょっとは悪戯しても許されるよね。




私はプレーヤーで 曲をサビまで送る。




丁度 サビが始まった瞬間 ドアが開いて
平野紫耀が 恐る恐る入ってきた。




“ Ready Bounce To Night
拳掲げて 声をあげろ 今轟けBoom! ”




Bounce To Nightの中でも
1番の見せ場の ラスサビ前。




えー、こんなのMステでお披露目したの?
…ほんと、一回生で見て見たいわ…w




テレビの前のお客さん、多分
全員 ひっくり返ってたと思うわ。




と、鏡越しに平野を見ると
棒立ちで 耳まで真っ赤にしていた。




「平野、立ってないで踊ってくれる?
練習してるんだけど。」




間奏中に声をかけると
慌てて 荷物を置いて 加わった。




紫耀「怒らんの?」




「十分怒ってるっつーの。」




踊りながら話しかけてくるから
半分キレながら返事をする。




平野は “ やっぱりな〜 ” って顔してた。




_




「…はぁ…っ…お疲れ。
しばらく休んでていいよ。」




タオル片手にそう声をかけると
平野はドアの方をチラッと見てから言った。




紫耀「え、でも。他のみんなは?」




その質問に 私は冷たく返す。




「他?…さぁ?自分達で
ダンス練習くらい出来るんじゃない?」




紫耀「(…え、やっぱめっちゃ怒ってるやん)」




だって、遅刻だよ?
しかも前回と同じ覗き。




…もうむしろ知らないってレベル。




「…って、ウソウソ。
平野、連れてきて。怒ってないから。」




そう言いつつも、平野を少し睨む。
と、平野は肩をびくりと動かしてから




ドアの方へ歩いて行った。




↓↓↓

13.怒ってない→←11.レッスン開始?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カルデラ(プロフ) - さゆりloveさん» ありがとうございます!これからも宜しくお願いします! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c836c7ae33 (このIDを非表示/違反報告)
さゆりlove - すっごく面白いです!更新頑張ってください! (2018年4月2日 23時) (レス) id: 666f350ce4 (このIDを非表示/違反報告)
カルデラ(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます!よければリクエストしてみてくださいね>_< (2018年4月1日 22時) (レス) id: c836c7ae33 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが楽しみです。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: 3d5cc8d928 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カルデラ | 作成日時:2018年4月1日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。