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___紗凪side
「な、なら…平野くんの彼女設定とかは
ど…うですか?」
…私はひとつ思った。
この廊下誰もいないんだけど キャラ必要?
まぁ突然きたら 対応できないもんね。
「おー、ええやん。
永瀬も たまには いいこと言うやん。」
廉の首を 腕で締めながら
そんなことを言う。
側から見たら ただのカツアゲ。
「えー、だったら優兄の方が良くない?
紫耀の彼女なんて 紗凪が可哀想だよ。」
それは逆に 紫耀が可哀想。
玄樹って ほいほいと毒出てくるから
すごく 頭の回転が いいんだなぁ〜。
「紫耀の彼女って?」
廉に聞くと
紫耀のせいで 乱れた首元を直しながら
答えてくれる。
「やっぱり…ヤンキー?」
「え?素直にやだ。喧嘩 得意じゃないし。」
なんて言うと そこの問題!?なんて
紫耀に 驚かれる。
「…でも…平野くんしか、いないと…思う。」
廉がそう言うと
紫耀はうーん と 唸ってから言った。
「俺でも…いいの?」
…ちょっと待って。
今の言い方、可愛かった。
動画に収めたかった。
て、そうじゃなくて。
「わ、私でもいいなら。」
そう言うと 紫耀は 全然 と言った。
「じゃあ後は キャラだね。」
玄樹が ニコリと笑って そう言うから
頷くしかなかった。
「お嬢様キャラでいいんじゃない?」
紫耀が思いつきで言うと
みんなが賛成する。
「髪型とか お嬢様っぽくすれば?」
玄樹も自由人だな。
「俺もさんせー。」
後ろから 望が一言いうと
全会一致で お嬢様キャラで決定する。
というか、された。
「じゃあ、明日からよろしくね〜。」
帰り道が 違う6人が
私とは 逆方向の道から そう叫ぶ。
「分かった〜。」
6人のいうこと聞く 私もどうかと思うけど
6人の迷惑に ならないためなら
…まぁ いっか。
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作者名:カルデラ | 作成日時:2017年12月11日 14時