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＿＿＿紗凪side
「でも珍しいなぁ。俺らが怖くて
マネージャーを 辞めていく奴も多いのに。」
テーブルの上に置いてある
大量のお菓子に 手をつけながら
永瀬さんが そんな事を言った。
そうなんだ。
やっぱり噂を聞いて 怖いって思うんだね、みんな。
「私ってそんな変わってます？」
「「うん。」」
私が聞くと 部室にいる
メンバー全員が 一斉に頷く。
「ひどいです！」
なんて言うと
冗談やから なんて みんなが笑う。
多分だけど この人達が
本当は 優しくて 明るくて 賑やかな人達だって
知ってるのは 校内で 私だけだろーな。
そう思うと少しながら 得をした気分になった。
だってみんな イケメンだし。
あ、でも！その 理由だけじゃないよ！？
こんな 心の温かい人に会えたのは
この高校に 入ったおかげだな って思ってるから。
それからと いうものの。
部活をしようとしない６人。
「あ、あの。部活はしないんですか？」
恐る恐る聞いてみると 岸さんが答えてくれる。
「あー。そういえば 最近して無いな。」
え？しないの？
バスケ部なのに？
「あれやろ？一回普通にやったら
人が集まりすぎたってやつ。」
小瀧さんが 笑いながらそんな話をする。
「あれからやってないっけ？」
小瀧さんの話に 岸さんが返して
「そんなことあった！」
なんて言って 笑ってる６人さん。
いや、笑い事じゃ無いんだけど。
「それってまともに
部活 出来ない って事ですよね？」
そう聞くと こちらを向いて 頷いてくれる。
これは マネージャーの意味が
なくなりそーだぞ？
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作者名：カルデラ | 作成日時：2017年12月11日 14時
