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あの日以来、私は実弥さんと仲良くなったと思っていた。

実弥さんは人を食った私でも鬼としてではなく人として接してくれる

なんていい解釈と勘違いをしていた。


だって普通に考えておかしいよね?

鬼殺隊は鬼を殺してきたのに、鬼の存在を誰よりも憎んだ存在なのにそれなのに鬼である私が人を食った私が特別扱いを受けるなんて……


私がそう思ったのは、2日前のこと。



.

その日はいつものように実弥さんは私がいる屋敷にやってきた。

私は実弥さんがこの屋敷に来ることは気配でわかっていたので心なしかドキドキしていた


(あ、実弥さんもう少しでくる…髪整えよっかな…)

実弥さんが近づいてくるのがわかってきて、今日は何の話をしようなんて呑気なことを考えていた

「あっ、実弥さん_________


屋敷に入ってきたのは、返り血を浴びて刀を鞘に納めていない実弥さんだった。


実弥さん伝わる緊張感、ピリッとした空気

私は直感的に死を悟った



私が怖気づいて本能的に逃げようとしたのがバレたのか、実弥さんは強靭的な脚力を使って私の元へきた。


私は実弥さんに押し倒されるような形で、顔の横スレスレを刀で固定した。
スレスレというより頬の皮膚が軽く切れていた


「さ、実弥さん…?」

「なァ鬼、何で手前らは人を食らう?」

血走った目と私を見ていない瞳が
今の実弥さんに何を言って無駄だと悟らせた

「お腹が空いたから」

「ハッ、自分も人だったくせにかよォ?」

「普通の鬼なら人である記憶を忘れるわ、でも残念ながら私は覚えている、」

「だからと言って人を食っていい理由には何ねぇだろォ?オイィィ」


そう言って実弥さんは私の腕を刺した。

「っっ………」

「どうした、反撃してこねぇのかよ?」

「いいよ、実弥さんに殺されるなら本望だ」


私がそう言うと、まるで実弥さんが理性を戻したようにスッと落ち着き 私に「悪ィ 冷静じゃなかったわ」と一言いって屋敷を後にした。



少し忘れていた自分自身への嫌悪感を植え付けて。





それ以降実弥さんは私のいる屋敷へ足を運ばなかった







_______________________

更新できずすいませんでした( ; ; )
アニメの実弥さんを見て、やっぱり実弥さんが鬼といるのはクソ無いなと思いました^^

現実を知りました。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ささ身 | 作成日時:2019年7月26日 22時

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