10 ページ10
藤井 side
上履きの色は青 。
1つ下の後輩 。
傘の色は 、女の子らしい水色と白の水玉 。
名前は … 名前知らへん 。
名前だけやなくて 、どんな子なのかも 。
授業中 、頭の中でそんな事を考えていると
甘い作ったような女の声で我に返る 。
西島 あい
ｱｲ ｢ ねぇ流星！今日の放課後どっか行かへん？ ｣
何でか 、俺とこいつは付き合っとる話が風の噂で流れとるらしい 。
誰やそんなデマ流したやつ 。
ぶちのめすで 。((
『 無理 。つかおめぇ話しかけてくんなや 』
ｱｲ ｢ えぇー 、ええやん別にぃ！ ｣
第二ボタンまで外して谷間をわざと見せるきもい奴
全然興奮もせん 。逆に不思議やわ 。
『 何がええん 。俺が嫌言うてんねん 、どっか行けや 』
｢ もう 、素直やないんやからっ 。昼休みまた来るね♡ ｣
『 … 』
彼奴なんなん？
気持ち悪いねんけど 、媚び売ってるん丸見えやろ 。
彼奴が誰かを虐めてる事俺 、知っとるんやけどなぁ
そういう女は嫌いやわ 。
昼休み ＿＿＿
西島が来んうちに 、さっさと食堂に向かおうとすると
ｱｲ ｢ りゅーせー！何で先行くん？また来る言うたやんかぁ〜 ｣
は？上目遣い？気持ち悪 。
『 ついてこんで 』
ｱｲ ｢ ふふっ 、流星ツンデレやもんね？そういう所も可愛ええ！ ｣
『 ﾁｯ 、さっきっからうるさいねん 。どっか散れや 』
そう睨んでも全く引かんこいつ 。
あーーもう 、一発殴ってやれたいわ
この女の話を無視し続けとると 、
背後に気配を感じた 。
後ろを少し見ると 、あの女の子が居った 。
こんな背ぇ小さかったけ 。
隣の女よりちっさくて何か可愛ええ 。
『 あ 、お前も買うん？ 』
そう言うと何故かびっくりした顔で見る 。
何でそないびっくりしとんの？
焼きそばパン と メロンパンを買う言うた女の子 。
焼きそばパンって確か 、売り切れたような … ？
看板を見るとやっぱり売り切れていた 。
『 焼きそば 、売り切れてんで 』
｢ え 、｣
きっと 、友達に頼まれたんやろうな 。
さっきダチから貰った焼きそばパン
俺 、焼きそばパンあんま好きやないんよね
赤い生姜みたいなんが辛くて (
｢ ん 、｣
差し出した焼きそばパン 。
｢ え 、なんですか？ ｣
『 あげる言うてんねん 、頼まれたんやろ？ 』
そう言うとさっきまで暗かった顔が一気に明るくなった 。
可愛ええなぁ …
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
た く わ ん(プロフ) - 心恋さん» 感想有難う御座います !! そう言って頂けるとやりがいがあります ! (2018年9月25日 7時) (
レス) id: 2c105309b9 (このIDを非表示/違反報告)
心恋(プロフ) - すごく面白いです！大変だと思いますが、更新頑張ってください！ (2018年9月25日 0時) (レス) id: b631c20a22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：た く わ ん | 作成日時：2018年9月22日 19時
