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「 どうして分かったんですか? 」


『 鞄が置いてあったからや 』


「 探してくれたんですか?」


『 たまたま通りかかったらお前の声が聞こえただけ 、探してへん 。』





相変わらず冷たい反応も 、お前呼びも 、
今はそんな事どうでも良くなった 。



何より 、先輩が探してくれはった事が嬉しくて



先輩に抱きついた 。(






『 は? 』



「 探してくれてありがとうございます 。」




『 やから 、探してへんって言うたやろ 。』






ツンデレな藤井先輩 。
良く見ると 、指にまたミニ包帯?が増えていた 。





「 また 、誰かを殴ってきたんですか? 」


『 まあ 。』


「 人を殴っちゃダメですよ 。」


『 不良ってそんなもんやろ 』





だとしても 、人を殴り会うのはどうかと … 。
でもこれ以上言うと私も殴られそうやから辞めとこ




「 ですよね 。」


『 ほな俺 、帰るから 』




そう言い 、立ち上がり帰ろうとする藤井先輩 。
え 。一人で帰るつもりなんかな?




「 待って下さいっ 」

『 何やねん 』

「 私も一緒に帰ってもいいですか?」

『 おん 』




何故か 、耳を赤に染める藤井先輩 。
藤井先輩の横に行きチラッと見ると


月の光で照らされた横顔が 、もの凄く綺麗 。



『 こっち見過ぎや 』



その言葉でハッと我に返る 。
そんな見とったかな?




「 すみません 。横顔綺麗やったので つい… 」


『 、( サラッと言うなや )』








「 あの 、私此処やので … 今日は助けてくれてありがとうございました 。また 、明日 。」



『 おん 、じゃあな 。』





そう言うと 、来た道を戻って行く藤井先輩 。
こっち方面やなかったんや …


そんな密かに優しい一面にドキッとした 。

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た く わ ん(プロフ) - 心恋さん» 感想有難う御座います !! そう言って頂けるとやりがいがあります ! (2018年9月25日 7時) (レス) id: 2c105309b9 (このIDを非表示/違反報告)
心恋(プロフ) - すごく面白いです!大変だと思いますが、更新頑張ってください! (2018年9月25日 0時) (レス) id: b631c20a22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:た く わ ん | 作成日時:2018年9月22日 19時

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