君の瞳の輝きは永遠に。 (ページ9)

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episode 8 ページ9

Aside

いよいよ迎えた、選抜総選挙当日。

朝からメンバーは、ソワソワしている。

もちろん、HKT48のメンバーはみんな、さしこちゃんの1位を祈願！！

あ、指原さんから「さしこちゃんって呼んで」と言われたので、大変恐縮ですがそう呼んでます。

最初は緊張していたけど、指原さ…じゃなくてさしこちゃんのお陰でだいぶ慣れて今では、他のメンバーともたくさんお話出来るようになったよ。

楽屋にて、さしこちゃんの膝の上に半ば強制的に乗せられてます…。

指原「A、、なんか余裕そう笑笑」

A「さしこちゃん♪応援してます！」

もちろん程よく緊張はしてるけど、今はワクワクの方が大きいなぁ。

今できる最高の笑顔でさしこちゃんにエールを送る。

ーー出番なのでいってきます♪

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指原side

とても、緊張してます！

もちろん狙うは1位。

本番前、Aを膝に乗せて話しかけたら、満面の笑みで返された。

あぁ、本当に天使…。

きっと緊張してるんだろうけど、それを感じさせない余裕さが彼女の大物感を物語ってる。

あ、そろそろだね！いってきまーす！

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Aside

ついに、発表の瞬間。

私はまだ入って1ヶ月しか経ってないので呼ばれないだろうなと、気軽な気持ちで待機中～

80位から呼ばれる。

「第75位。……HKT48」

…！！お、HKT48！！

「ドラフト2期、研究生…」

…！？！？

待って、4人の中の誰かだよね…

「ーーA A ！！」

聞き間違いかと思った。

辺りを見回すと割れんばかりの歓声とともに、さしこちゃんや奈子さんが「おめでとう」とハグしてくれる。

まだ震える足でステージまで下りる。

65位まで呼ばれたところでコメントを言う。

司会「Aちゃん、呼ばれたね。今の率直な気持ちはどう？」

A「まず、投票して下さったファンの皆さん、ありがとうございます。まだ入ってから1ヶ月しか経ってないのに、このような素晴らしい場所に立たせて頂いて嬉しいです。これからも一生懸命に頑張ります！」

司会「しっかりとしたコメントだね～。おめでとう！」

1位は、さしこちゃんだった！

その瞬間は自分のことのように嬉しかったよ！

ーーまた一歩、階段を上がった。

彼女の輝きは、止まることを知らない。

彼女の飛躍は、留まることを知らない。

この3日後の劇場公演で、彼女は異例とも言える早さで正規メンバーに昇格した。