episode 24 ページ25
⚠少し、病み系な描写があります。
苦手な方は次の話へとんでください。
Aside
初めて、自分の事を人に話した。
さしこちゃんは私の長い長い話を相槌を打ちながら聞いてくれた。
「話してくれて、ありがとう。」
最後にさしこちゃんはこう言った。
さしこちゃんに、秋元先生に相談してみたら?と言われたので、願書提出の期限までに相談しに行こうと決めた。
楽屋に戻ると、奈子さんやはなちゃんが駆け寄って来てくれた。
何も言わず普段通り接してくれた2人。
やっぱりHKT48は、本当に優しい。
とにかく!!
今はやることやらないとね!!
新しい公演のセンターに、シングルのセンター。
どっちも精一杯、頑張ります!
ーーーその時の私は、無垢だった。
こんなに悩んでいた進路があっさりと決まるなんて、誰が想像しただろうか?
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーそれは、突然だった。
A 「ねぇ、東京の学校受けるって本当?」
B 「ちょっと売れたからって、芸能人気取って転校ですか〜?」
C 「部活の方も、貴女が来ないのに辞めないから迷惑してるんだけど。」
久しぶりに学校に行ったら、クラスメイトに言われた。
きっと、12月までに進路決めなかったから噂になったのだろう。
実を言うと、まだ決めてなかった。
願書の提出期限まであと10日に迫っていた。
まだ、秋元先生には相談出来ていない。
A「部活の方は、迷惑かけて本当にごめん。進路はまだ…」
A 「受験しなよ。ほとんど学校来ないくせに、来たら来たで周りは芸能人扱い。そういうのウンザリなんだよね。」
B 「ちょっと可愛いからって調子乗ってる?」
C 「部活の顧問も貴女の力がないと勝てないからって、来ないのに1クラの席空けとくし。」
客観的にみたら、ただのひがみだったろう。
いつもの私なら、何とも思わなかったろう。
けど、この時の私は違った。
…博多と東京、受験と進学。
この狭間で悩んで3カ月になろうとしていた。
だから、、
「分かった!私、東京の学校を受け直す!」
そう叫んで、教室を飛び出した。
そのまま学校を出て家に帰り、お母さんに大声で叫ぶ。
A「お母さん!!私、東京の学校を受験する。」
お母さんは一瞬、目を見開いたけど、すぐまたいつもの顔に戻り、
「そう、分かった。」と一言、言った。
ーーーこうして、私の進路は寒い冬の日にあっさりと決まった。
ーーそれは、新たな奇跡の始まりだった。
188人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「乃木坂46」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 乃木坂ちゃん大好きです最高です (2019年1月15日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろりんご。 | 作成日時:2018年1月11日 18時