episode 22 ページ23
ーーーin 学校の二者面談
先生「Aさん。進路の欄、空欄になってるけどどうするの?進学か、受験か。最近はお仕事も忙しいみたいだし、東京の学校を受ける?」
A「私もそのつもりだったんです。けど、冬の公演のセンターに選ばれて…。まぁ期間限定公演なんですけど。」
先生「うーん。最近は学校の出席率も高くないしね。色々と厳しいね。まぁ12月までは待つから、そこまでに決めてね。」
A「分かりました。ありがとうございます。」
ーーーin 塾の二者面談
先生「A。受験の件だけど、どうしたい?東京の学校なら芸能活動出来る所でいくつか候補あるけど。別に、無理して受験する必要もないけど。お母さんは、なんて言ってる?」
A「私に任せる、と。お母さんは小学校の受験の後から、ずっと中学受験を視野に入れてたから、私も出来れば諦めたくない。次に東京に行った時に願書は一応もらってきます。」
先生「分かった。お母さんとも話し合って、あまり無理しないようにね。」
A「はい、ありがとうございます。」
ーーーーーーーーーーーー
指原side
季節は11月。
今日は、HKTのシングルの全国握手会。
Aは今日、ちょっと用事があるとかでミニライブは欠席で握手会からの参加。
A「おはようございます。」
指原「おはようーA。お仕事お疲れ様!」
…。あれ?
いつもはニコニコしながら「ありがとう」って言うのに。。
もしかして、、
これから発表されること、知っちゃった??
A「さしこちゃん…。あのね…、話が…」
スタッフ「メンバーのみなさん、スタンバイお願いしまーす!」
Aが何か言いかけてたけど、タイミング悪く呼ばれちゃったから、
A「やっぱり、いいや…。ごめんね。握手会頑張ろう!」
そう言って、Aは行っちゃった。
今日のAと一緒のレーンは…、
うん、安定の奈子だね。
念のため、奈子に様子を見てもらおーっと。
ーーこの日の握手会で、彼女は来年の冬に発売されるHKT48シングルのセンターに選ばれた。
ーーファンは歓喜したが、彼女の瞳は揺れていた。
ーーそして、楽屋に戻った彼女は、初めて。メンバーの前で涙を見せた。
188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 乃木坂ちゃん大好きです最高です (2019年1月15日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろりんご。 | 作成日時:2018年1月11日 18時