君の瞳の輝きは永遠に。 (ページ21)

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episode 20 ページ21

Aside

音楽番組は無事に終了～！

夏曲メドレーという事で、ポニシュシュとEverydカチューシャを歌わせてもらったよ！

これで夏休みのお仕事は終わり♪

今から博多に帰って、今日の夜から塾の夏期講習にいってきます。

残り1週間は、朝から晩まで勉強漬けです。

新幹線を待っていると、秋元先生から電話が。

…え、私何かしたかな…？

A「はいもしもしAです。お疲れ様です。」

秋元「お疲れ様。Aさ、小学校は私立だけどそのままエスカレート式で中学もそこに通う？」

A「今のところはそのつもりです。でも、秋のスケジュールによっては受け直すかもしれません。まだ、何とも…」

秋元「そうか…。分かった。何かあったらいつでも相談して。ーーー君には期待しているよ。」

そう言って電話は切れた。

驚いた。

中学受験か…。どうしようかな。

とりあえず、博多に帰ったらお母さんと相談だな。

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Aside

宿題やったり、仮眠してたら博多に着いてた。

お母さんに迎えに来てもらって家に帰る。

自分の部屋に行くとマネージャーさんから連絡が入ってる。

11月までのスケジュールだった。

……。

HKT48とAKBさんのシングルの撮影、音楽番組、握手会、イベント、ミニライブ、じゃんけん大会など…。

ほとんどが東京周辺のお仕事だった。

すぐに、リビングに下りる。

A「お母さん。あのね、11月までのスケジュールなんだけど、ほとんどが東京周辺のお仕事なの。」

母「あら、そうなの？学校はどうする？」

A「出来る限りは行くけど、課題は送ってもらったり補習も開いてもらう。それでね、秋元先生から連絡が来て、中学受験はどうするかって。」

母「Aはどうしたいの？小学受験が終わった時から、中学受験は視野に入れてたんでしょ？次は第1志望をって。Aにとって、今何が1番大切で何を頑張りたいのかを考えなさい。私はAが決めないと、何も言えない。」

そう。私の母は、強い。
厳しいけど、いつも正しい。

でも、私は…。

まだ弱いから、完璧じゃないから、、

A「うん…。もう少し考えてみる。じゃあ、勉強してくるね。」

そう言って、また、逃げるんだ。

ーーー秋の香りを感じる、この夏の終わりに、

一本の電話と母からの言葉で、

まだ幼い少女は分岐点に立たされた。

冬の厳しい寒さに耐えるための試練の秋が、

始まろうとしていた。