影山飛雄観察。【ハイキュー】

言ったところで ページ14

そう言っても…私が飛雄に勝てっこない。




その条件は…飛雄の言いなりになれと言われているようなものだ。




飛雄はやる気満々であるが…



先にやることになったのは飛雄だった。




｢…よしっ…｣




ふうっとため息をついた飛雄は私が投げたボールでトスをし、呆気なくペットボトルを倒してしまった。




｢おお…倒しちまった。これでAが無理だったら…Aの負けだ。｣




『ははっ…』




だから無理だって……




｢距離感をつかむ方法…教えたよな…？｣




今日飛雄に教えて貰った方法を思い出す。





あ、そっか…出来なかったらそれはそれで飛雄に失礼だな…




私に向けて投げられたボールで私がトスをあげる。




けれど…そのボールはペットボトルより10cmほど離れた場所に落ちた。




振動で倒れるかなって思ったけどそれも叶わず…




｢俺の勝ちだな…教えたことをすぐ出来る天才は居ねぇから…よう練習だな。｣




『…そうだね。』



飛雄にせっかく教えて貰ったのに…とは思ったが飛雄のフォローにより何とか色々と頑張ろうと思った。




｢それで…俺の言うことを聞けよ。一つだけ…。｣




『うん。』




冷静を偽ってるが…内心はドキドキ…飛雄はたまに俺様になるし…ツンデレにもなる。




私が調べてきた中で飛雄の性質は



ツンデレ…30



俺様…20



天然…50



と言ったところだろうか…そう…すごく天然ですっぽかしたことをたまに言う。




｢俺のことを…許してくれないか…？｣





『…え？』





飛雄の口から出たのは意外な言葉だった。

同じ→←バレーなんだけどさ

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