兄弟みたいで終わらせない【及川徹】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:14,114 hit

＊2 ページ4

放課後になって私ははじめに怒っていた。

はじめがあんなこと言うから…徹のこと考えちゃうでしょうが！！！

私は徹の追っかけにはならないって決めてるから！！！

｢Aちゃん！！なーにしてんの！部活いこ！｣

『徹……徹はお兄ちゃんがいる？弟がいる？』

｢えー？何急に……まぁお兄ちゃんがいるかな。｣

ということは……徹は実際に弟という事だ。

でもでも…！！私にはお兄ちゃんなんだよ！！
お兄ちゃんみたいなんだもん！！

『徹は！お兄ちゃんだよ！？』

｢え！？Aちゃん何言ってるの！？｣

よく分からなくなって、この場を逃げ出してしまった。

はやく…部活いこ……

“お前…及川のこと好きなのか？”

その言葉が頭をよぎった。

バカ野郎！！はじめのバカ！！
そんなこと言うなよ！！好きじゃないよ！！！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

うぅ……部活に力が入らない。

徹のナイスサーブが入っても…よそ見をしてしまう。

休憩に入った時、はじめが

｢お前やっぱ…及川のこと好きじゃん。｣

とか言って笑ってくるから……またまた意識してしまった。

言い返そうと思ったけど、いいタイミングで休憩が終わりはじめは行ってしまった。

違うから！お兄ちゃんだから！！！