笑柱 . 弐章【鬼滅の刃】

陸拾伍 ページ16

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騒ぎがおさまってから

暫く見回って屋根に上がれば

伊之助と炭治郎がいた





｢ こうか！？これならわかるか！？ ｣





手をワキワキと動かす伊之助に困惑する炭治郎





『 中に紛れ込んでいるようだね 』


｢｢ ！？ ｣｣





そっと近づいて声を抑えるように

人差し指を2人の唇に当てる





『 外からでは見つからなかったということは

遊女か楼主か ... そこらが怪しいだろうと思ってはいたけど 、やはりそうか 』


｢ ゆう 、？ろう 、？ぬぅぁア゛！こうだ！ ｣





何とか伝えようとする伊之助

炭治郎がそろそろ宇髄さんと善逸が来るからと宥めれば丁度宇髄さんが来た





｢ 善逸は来ない ｣


｢ 善逸が来ないってどういうことですか？ ｣





聞き返せば宇髄さんは悪いと言う





｢ 俺は嫁を助けたいが為にいくつもの判断を間違えた

善逸は今行方知れずだ 。昨夜から連絡が途絶えている ｣





そして続けて 、花街から出ろということ

階級が低い為上弦の鬼だった場合対処出来ないと言う





｢ 消息を絶った者は死んだと見倣す

A 、お前は柱だ 。ここからどうするかは任せるが 、後は俺一人で動く ｣


｢ いいえ！宇髄さん俺たちは ... ！！ ｣





炭治郎が言い返そうとするも宇髄さんはそれを遮り行ってしまった

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