笑柱 . 弐章【鬼滅の刃】

伍拾壱 ページ2

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ﾊﾞﾝｯ



｢ ！！ ｣

『 失礼を承知で入らせていただきます 』





戸を引いて勝手に部屋に入ると

片手に酒を持った槇寿郎さんが此方を睨む

私が笑みを浮かべて近付くと 、舌打ちを一つした





｢ Aさん！？凄い音がしましたが大丈夫ですか！？ ｣


『 炭治郎 、煉獄さんの部屋で待っていて 』


｢ ！！ ... お前 、そうか 、日の呼吸の使い手だな？そうだろう！！ ｣





炭治郎を見るなり 、そう怒鳴る槇寿郎さん

炭治郎は分からないと眉を顰めた





『 ！ 、手を出すおつもりですか 』


｢ 話せ小娘が 、所詮はお前もアイツも変わらない大した才能等無い落ちこぼれだろう ｣


『 ... 力を抜いてください 』





ギリギリと腕に力を込める

炭治郎に掴みかかろうとした槇寿郎さんは徐々に力を弱めた





『 何か知っているのですね ？ 』


｢ ... そうだ ... お前は日の呼吸の使い手だ

その耳飾りを俺は知っている 、書いてあった ｣




手は引っ込めた物の物凄い形相で槇寿郎さんは続ける





｢ 始まりの呼吸 、一番初めに生まれた呼吸 。最強の御技 、そして全ての呼吸が日の呼吸の派生 ... ！ ｣





全ての呼吸が日の呼吸の後追いであり 、劣化物だと言う

炭治郎を見れば 、理由が分からないと困惑した顔だ





｢ 日の呼吸の使い手だからと言って調子に乗るなよ小僧... ！！ ｣


『 槇寿郎さん落ちつ｢ 乗れるわけ無いだろ！！ ｣ ...』


｢ 煉獄さんただ一人に戦わせて！！傷だらけのAさんに守られて！！！

俺がどれだけ打ちのめされたと思ってんだ！この糞爺！！ ｣





慌てて掴みかかる槇寿郎さんを抑えるが

炭治郎の頭突きにより二人は気を失ってしまった

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