漆 ページ8
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『 はぁぁぁぁ ... 』
｢ おいおい 、溜息とは地味だぜ。辛気臭い辞めろ。 ｣
思わず溢れた溜息に
どうせなら発狂して暴れやがれ！派手派手にな！
と阿呆を抜かすのは
最近始めた楽器店バイトの先輩である
宇隨さん
｢ 話くらいなら聞いてやるぜ、俺は色男だからな ｣
そう文句なしの笑顔で言ってくるが
彼氏の噛み癖が〜なんて言えるはずもない。
じとっと見つめ返すと
｢ ｯ ... 見つめるな 、クソ... ｣
と彼の大きな手で目元を覆われる
『 ちょ 、なんですか。離してくださわあ！！！ 』
｢ うおっ！？ ｣
何故目元を隠されたのかなんて分かるはずもなく
ただ抵抗しようともがいた矢先
『 あ 、すみません ... 』
｢ ... ｣
見事に私が彼を押し倒してしまった。
くっ、肌綺麗だなｳﾗﾔﾏｼｲｯ
なんて思っていると力がゴリラ並みの宇隨さんは
いとも簡単に私を押し上げ上半身を起こしたので
座る宇髄さんに跨る私という何とも滑稽な図になっている
｢ ... ふーん 、 ｣
『 ひｧｯ ... ！！！ 』
がぶっ
まさにその効果音の使い所と言わんばかりに
グイッと襟元を引っ張り噛み付く宇隨さん
『 え 、な 、 え ！？ 』
当然私は意味が分からないわけで
困惑する姿を見ながら宇隨さんは
面白くなさそうな、そんな表情で見ていた
続く
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神崎葵。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎます！これからも更新頑張って下さい！ (2020年4月15日 1時) (
レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - 朧様おかえりなさいませ！復帰なさって読者側としてはとても嬉しい気持ちです(^^)こんなご時世ですので、どうかご自愛ください。更新楽しみに待っております。 (2020年4月15日 1時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧 | 作成日時：2020年4月14日 18時
