彼氏がやたら嫉妬させようとしてくるのでやり返そうと思う【蒲公英】

捌 ページ9

. 善逸 視点





A達の試合の順番が回ってきた





『 んもう！ブカブカすぎて走りずらいわ！！！ 』


｢ 逆ギレしないでよ ｣





垂れてくる袖をキレながらも捲っているA

俺のじゃあんなブカブカにはならないんだよなぁ

くそぅ 、身長伸びろ〜〜〜 ...



ﾋﾟｯ



笛と同時に試合が始まる

Aは昔から運動神経が飛び抜けてるから 、次々に点を決めて行く





『 ほーらよっと 、 』


｢ ナイスA〜！！！ ｣





あっという間に点差は開いていて凄いなって思う





｢ 頑張れぇぇ ... ｣


｢ おい紋逸 、そんな小せぇ声じゃ聞こえねぇぞ ｣





分かってるよ 、でもAにってだけで

照れ臭いんだよ

伊之助には分かんないだろうけどさぁ





｢ ぎゃぁあ行けぇえええカナヲちゃぁぁああん！！ ｣


｢ 善逸！カナヲに力を入れて応援するんじゃない！ ｣





何だよ炭治郎嫉妬かよ〜なんてニヤニヤすれば 、炭治郎は顔を赤くして俺の頬をつねった





『 ！ 、ぬぅわっ 、！！ 』



ﾋﾞﾀｰｰｰﾝｯｯ





鈍い音が響き 、そっちを見ればAが転んでいて

走って向かおうとした



けど 、





｢ おい見たか今のAちゃんの胸 、 ｣


｢ おうおう 、揺れたなぁ ... やっぱデケェよな ｣


｢ 俺この前ぶつかるフリして触ったんだぜ ｣





やるなお前！なんて後ろで盛り上がってるけど 、俺にとっては地雷なワケで





｢ え 、善逸 ！？

... おーーい！大丈夫かー！ ｣


『 大丈夫だよ炭治郎ー！ 』





炭治郎は大丈夫かと声を掛けてるけど

生憎俺にそんな余裕は無い





｢ 頼めばやらせてくれたりし｢ おい ｣ ｣


｢ 誰がやらせるかよ馬鹿じゃねぇの

... 次俺の彼女にワザと手出したらぶん殴る ｣


｢ はぁ？お前みてぇな弱っちい奴が何言ってんだよ ｣





その後軽い殴り合いになって呼び出された

長い説教は嫌いだけど 、これだけは許せない

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