肆拾弐 ページ43
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その日の夕方
「 よもや 、こんな時刻まで寝てしまうとは ... !! 」
「 ! ... 良かった煉獄さんにAさん 、ご無事で ... !! 」
ほぼ同時刻に煉獄さんと炭治郎が目を覚ました
煉獄さんは相変わらずの声量でわはは!と笑っていたが
炭治郎は良かったと涙目になっていた
生憎私も煉獄さんも起き上がれないのでお互いの顔は全く見えないが、煉獄さんは基本的に声が大きいので元気そうだった
『 すみません 、かなり足を引っ張りました 』
「 俺よりも強いAが何を言っている
よもや 、俺が今生きているのはAのお陰なので思い詰める必要は無し! 」
『 ふふ ... ありがとうございます
炭治郎 、炭治郎も頑張ったね
禰豆子にも助けられたよ 。ありがとう 』
そう言うと 、炭治郎は禰豆子の可愛さを語り始める
偶にはこんな時間も良いかもしれないと思った
どうやら煉獄さんも禰豆子を認めたらしい
「 Aさんは女の人なのに凄いよねぇ ...
俺なんか怖くて怖くて堪らないんだ 」
「 ハッ 、弱味噌が!! 」
『 伊之助 、そんな事を言ってはいけないよ 』
善逸の顔を見て微笑む
『 私はまだまだだよ 、しのぶさんだって女だけど強い 。要はどれだけ頑張るかだよ
それに怖いと思えるのは良い事だよ 、前にも言ったけど鬼に襲われた人達の気持ちを察してあげられるでしょう?
私は気持ちを察してあげられない 、守ってあげるからって 』
私の一方的な思いだけなんだよ
そう言うと善逸はふるふると頭を横に振った
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時