笑柱 . 壱章【鬼滅の刃】 (ページ42)

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肆拾壱ページ42

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｢あらあら、大丈夫ですかAさん ... ふふふ｣

『痛いけど何だか嬉しいよ』

善逸と伊之助に抱きつかれている様子を見て笑うしのぶさん

一度善逸と伊之助を離すと体温を計り始めた

｢左腹部の傷が完全に開いていましたよ

内蔵も傷ついていたので大量に血を吐き出してしまったようです

明らかに血が足りていませんでしたので、かなりの量を輸血しました｣

『そうですか ... ありがとうございますしのぶさん』

｢いえいえ、お礼ならお2人に

怪我の酷い3人を2人で抱えて隠と出会うまで運んでくれたようですから｣

ベッドの両隣にちょこんと座って大人しくしている2人

『ありがとう、善逸、伊之助』

｢うぐぅっ ... うぇえ ... ！！｣

｢俺は親分だから゛なぁ！！｣

2人は軽傷のようだがそれでも所々に包帯が負けれている

大柄な煉獄さんだけでも大変だろうに ...

｢ところでAさん、腹部の他に痛む所はありませんか？｣

『大丈夫です』

｢そうですか ... 完治するまで此処から出しませんので早く治してくださいね！｣

拳を見せながらそう美しく微笑めば、しのぶさんは部屋を後にした

｢あいつ怖ェ ... ｣

『はは、しのぶさんは怒らせちゃいけないよ伊之助』

顔を顰めた後、誤魔化すように伊之助は猪頭を勢いよく被り直した