参拾 ページ31
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指定された駅へと向かう
「 待っていたぞA!久しいな!
よもや傷はもう癒えたのか? 」
『 お久しぶりです煉獄さん
完治ではありませんが大分治りました 』
そうかそうかと強めに頭を撫でてじっと私を見つめる煉獄さん
首を傾げれば口を開いた
「 うむ!不死川から貰った結紐を使い続けているのだな
俺は紅にしようと思うがどうだ! 」
ポカンっと思わずなる
どうだ!
と満面の笑みで言われても ...
『 お気持ちだけで十分ですよ
煉獄さんの笑顔が見れただけで幸せですから 』
若干困りつつもそう笑ってみせれば
煉獄さんは 不甲斐なし! と言いながら列車に乗り込んだ
その後を慌てて追う
「 体温が上がりすぎて暑い!
よもやこんな事で汗をかくとは ... ! 」
その言葉に立ち止まる煉獄さんを見れば
真っ赤になっていた
『 手拭を良ければ使ってください 』
「 済まないA 、感謝する 」
と 、今度は手拭で顔を拭き始めてピタッと固まる
一体今日はどうしたと言うのだ
『 煉獄さん 、大丈夫ですか ?
席に着いて落ちつきましょうか 』
「 あ 、あぁ ... 」
空いている席に煉獄さんを座らせ 、その向かいに私も座った
______ 大正こそこそ噂話
煉獄さんはAに笑顔を見れて幸せだと言われて照れてしまったよ
動揺して汗をかき 、手拭を受け取ったはいいモノの
今度は手拭から香るAの匂いに緊張して固まってしまったんだ
実はかなり乙女だね!
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時