壱 ページ2
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ゴトッ
鈍い音と共に落ちる鬼の首
血を振るい落として鞘に刀を収めれば 、鎹鴉の
「 カカカカカッ 、今日 ノ 任務 ハ 終了 ォォ 〜 」
『 ははは 、流石に終了してくれないと困るよ
何せ二徹明けだ 』
疲れたとケタケタ笑いながら羽織のフードを被ると
笑多朗は何食わぬ顔でこう言った
「 ソウイエバァ 、柱合会議ダッタナ 今日 ハ 」
『 ... 走るぞ笑多朗 』
変わらず口に弧を浮かべたまま全力疾走する
幸いにもそう遠くは無いが着くのは最後らへんになるだろう
「 本当 ニ お前 ハ 怒 ラナイ ナ 」
『 笑顔は大切さ 』
笑顔を見せれば周りは安心してくれるし
何よりも
( 笑顔でいないと自分が辛い )
「 絶対許さないからな!! 」
屋敷近くまで来ると 、隠が一人の少年を背負って走っていた
謝れと叫んで涙を流している
『 ちょっと待ってよ君達 』
「 はぁ!?!? ハァッッッ !!! わ 、笑柱様 !! 」
呼び止めると驚いて倒れそうになったので隠ごと少年を受け止める
「 ぬぅぉぁぅおあ!! す ! すみません !! 」
『 いや別に構わないよ
その少年はどうしたんだい ? 』
ビクビク と怯える隠の背中で少年はじっと私を見つめる
首を傾げると少年は眉間に皺を寄せた
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時