拾参 ページ14
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食事と片付けを済ませて自宅に戻る
因みに断ったがキレ気味に不死川さんが送ってくれた
久しぶりの満腹感からか 、しのぶさんに貰った睡眠薬無しであっさりと眠れた
そして 、翌朝
「 起 キロォォ !! 起 キロォォ !!! 」
『 ... おはよう笑太朗 』
笑太朗が来たという事は朝から任務だ
遠い場所なのだろう
「 ココカラ 南南東 ノォ 村 ニ 鬼 ノ 噂 ァ 〜 !
山道 ノ 鬼 ヲ 切 リナガラァ 迎 ェ〜!! 」
急いで顔を洗い着替えて髪を結う
姿見の前でニッと歯を出して笑えば 、いつもの私だ
深くフードを被って走り出すと早朝特有の冷気が肌を掠めた
「 丸一日 走 ルゾォ 〜 」
『 ... そんなに走るのか
まぁ良い準備運動になるだろう 』
遠い村に行くのに列車を使わないという事は
噂と言っていたし鬼がまだ出ていないのだろうか
柱である私が動くくらいなのだから 、お館様は何か嫌な予感がしたのだろう
( どちらにせよ 、全力で鬼殺に務めるのみ )
「 ... カカッ 、相変 ワラズ 走 ルノ 早 イナ 」
『 小さい頃によく日本に無断上陸しようとする人を追いかけ回したからかなぁ 』
姉と兄と誰が先に捕まえられるか競ったものだ( 全員瞬足 )
... あぁ 、ついに家族の顔を思い出そうとすると泣き喚く姿しか出てこなくなってしまった
『 さぁ笑太朗 、一つ目の山へ入るぞ 』
邪念をかき消すかのように 、まだ薄暗い山へと足を踏み入れた
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時