痛みと共に生きる 4

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バルドに案内されて


建物の2階に上がると


廊下にいくつも扉が面していた


宿というのは本当の様だ


バルド 「好きな部屋を選ぶといい…客はお前さんたちだけだからな！ガラガラだ！ハッハッハ！」


ガイ 「笑えねぇだろうよジジイ…」


ふたりは出口から


1番近い部屋を選んだ


ひとり部屋だったので


ベッドを増やしてもらい


部屋で荷解きをする


ウタ 「私ひとりの部屋がよかったー！」


ベッドで跳ねながら


ウタが口を尖らせる


『ベッドでジャンプしないの…何日か過ごすだけだから我慢して…シャンクス達が帰ってくるまで大人しくしてよう？』


ウタ 「しょうがないなぁ…じゃあさ！街に行こうよ！たくさんお店あったし！」


『えっ…街に…？』


Aはできることなら


外には出たくなかった


この街の人間は


どうにも苦手だ


だが、お姫様は


こんな部屋にいつまでも


篭っててはくれないだろう


ひとりで行かれるよりは


一緒に行く方がまだいい


『わかった…ちょっとだけだよ？』


ウタ 「わかってる！早く行くよ！」


ウキウキの妹に急かされ


街へと繰り出した

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